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北京市昌平区にあるプロパンガス・ボンベの充填(じゅうてん)所で5日午前8時ごろ、爆発が
発生した。“火の玉”となったボンベが次々に打ちあがり、飛んだという。同事故で充填所の
建物2棟が倒壊し、自動車2台が燃えた。死傷者は出なかった。新京報が報じた。
事故現場は昌平区陽坊鎮四家荘村にある北京四聯液化気供給ステーション(ガス充填所)。
作業員が誤って漏らしたガスの濃度が徐々に上がり、一定量に達してから静電気の火花が引火
したと見られている。
ガス充填所の敷地面積は約1ヘクタールで、最大容量1トンの液化ガスタンク8基、建物2棟があった。
近くの住民によると、充填所から2、3秒おきに「バン!」、「バン!」という爆発音が連続して
聞こえはじめたので、事故発生と分かった。近づいて見ると、「火の玉」が次々に飛び出して
きた。一部は周辺民家の敷地内に落下し、「火の玉」の正体が、燃えるガスボンベと分かった
という。
8時20分ごろには警察や消防、安全監督管理局職員、市行政関係者が到着。消火活動に着手する
と同時に、危険地域から住民を避難させた。1時間後には、火の勢いは衰えたという。
充填所の建物2棟は爆発で倒壊。トラック1台とワゴン車1台が、「スクラップ同様」の姿になった。
近くに住む女性によると、爆発音が響くたびに地面や家全体が震えた。子どもの手を引いて、
数十メートル先の空き地まで全速力で逃げたが、家に戻ってみると壁に無数のひび割れができ
ていた。住人の多くが家から逃げ出したという。
充填所の大型ガスタンクは爆発しなかった。作業員が逃げる際に元栓をすべて閉じたことが幸い
したという。住民は口々に「もし大型タンクが爆発したら、このあたりは全滅だった」と言った。
北京市の規則では、ガスタンクを住宅地や学校、工業区、映画館や体育館など人が密集する場所
に設置することな認められていないが、爆発事故を起こした充填所は、民家と壁1枚でへだて
られているだけだった。(編集担当:如月隼人)
サーチナ 2011/06/07
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