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Kリーグ八百長:「実業団や大学でも選手が加担」
検察、プロ球団の捜査拡大…正規リーグの試合も分析
2009年初め、地方のあるサッカーセンターに勤務する元KリーガーのAさんは、怪しい人々が
ナショナル・リーグ(実業団サッカーリーグ)の球団の周辺を行き来しているのを見た。
「どういう人たちだろう。やくざみたいだが」。Aさんがチームメートに尋ねると、こんな答えが
返ってきた。「やくざたちがナショナル・リーグのB球団の選手に金を取り立てに来たんだって。
暴力団と手を組んで八百長に加担した上、借金までして賭博に金をつぎ込んで、返せなくなった
らしい」
Aさんは2日「当時はサッカーチームでそんなことがあるなんて理解できなかった。今回Kリーグの
八百長や違法賭博が明るみに出たことで、当時のことも『ああ、なるほど』と思える」と語った。
問題の選手は結局、チームを追われた。
プロサッカーのKリーグだけでなく、2部リーグに当たるアマチュアのナショナル・リーグ(実業団
サッカー)や3部に当たるチャレンジャーズ・リーグ、さらには学生サッカーまで、八百長が広範囲で
横行しているとの証言が相次いでいる。以前から「Kリーグがこんな状態では、もっと監視の甘い
下部リーグはどんな状態だろう」との声が上がっていた。大韓サッカー協会が運営する大学サッカーの
試合「Uリーグ」も安全とはいえないとの指摘だ。Kリーグだけを対象としたスポーツ振興くじ
(スポーツTOTO)と異なり、違法賭博サイトはナショナル・リーグやUリーグも対象としているため、
ブローカーを動員した八百長が広範囲で行われているというわけだ。八百長の手口はKリーグと似て
いる。大学生選手は、1回におよそ300万-500万ウォン(約22万-37万円)の謝礼を受け取って八百長に
加担しているという。これは、Kリーグで八百長に加担した選手たちが受け取る謝礼の6分の1から10分の1程度だ。
一方、八百長が発覚した「ラッシュ&キャッシュ・カップ2011」の試合以外に、昨年の正規リーグ
でも勝敗が操作された可能性があるとして、昌原地検が捜査を行っていることが2日までに分かった。
検察は、スポーツTOTOの運営サイドから昨年9月18-19日(プロト勝負式・第75回)、10月27日
(同第86回)、11月3日(同第88回)の試合の販売額と払い戻し金など、関連資料を入手し、八百長が
あったかどうか分析している。プロト方式というのは、2試合以上の試合結果(勝ち・負け・引き分け)を当てるくじだ。
検察が捜査を拡大する中、大田シチズンと光州FC以外に江原FCも八百長に関わっていたとの疑惑が浮上している。
昌原=姜仁範(カン・インボム)記者
孫章薫(ソン・ジャンフン)記者
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