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【ソウル1日聯合ニュース】サムスンSDIが1日、「ニュービジョン・中長期戦略」を発表した。
新戦略は、従来の小・中・大型電子事業「スマートエネルギー事業」に、新たに太陽電池や燃料
電池などエコデバイス分野の「グリーンデバイス事業」を加えた2軸となる。朴商鎮(パク・
サンジン)社長は、新戦略で「環境にやさしいエネルギーソリューション企業に生まれ変わる」
と宣言。新旧事業による爆発的な相乗効果で、世界トップの座を狙うと意欲を示した。
同社は、従来の二次電池単品中心からバッテリーシステムに領域を拡大し、太陽電池も結びつ
けたソリューションまで事業範囲を拡大する方針だ。発電から貯蔵、システム、ソリューション
に至るまで全ラインを備えるエコエネルギー専門企業という位置づけを強化したい考え。これ
に向け、「Smart Solution for a Green World」という新
たなビジョンを掲げた。
特に、事業間の相乗効果創出に重きを置く方針だ。太陽電池の場合、エネルギー貯蔵システム
(ESS)用バッテリーと結合しトータルソリューション事業に拡大する計画。電気自動車向
けのバッテリーセルをESS用バッテリーでも使うことで投資効率を高めるなど、方策を検討
している。
事業別細部戦略は、太陽電池では、まず超高効率結晶系製品で屋上設置用の高額システム市場
に参入し、2013年に発電用市場に進出するとした。2014年までに3ギガワット生産能力
を確保し、トップ企業群の仲間入りを果たす。
電気自動車用バッテリーは、攻撃的な受注を展開し、本格的な量産の時期にあわせ米国、欧州、
中国に生産拠点を構築する計画だ。情報技術(IT)用バッテリーは、現在の1位の座を固め
るとともに、サムスングループとして関係企業の力を動員し、事業の早期安定化を計る。
まず、バッテリー基幹素材は化学系列企業と供給チェーンを構築する。太陽光事業はポリシリ
コンから発電事業までの垂直系列化作業を進める。
同社は新戦略を通じ、2015年までに売上高13兆ウォン(約9816億4000万円)、
2020年には35兆ウォンを達成する計画だ。
聯合ニュース 2011/06/01
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