11/06/01 12:26:04.90
>>1の続き。
■開発組織を独立、企業の積極的な参加も
韓国型発射体を開発する主体は、これまでの航宇研から今後は産学研が共同で参加する「開放型事業団」に変更される。
これについて教育科学技術部は「羅老号の開発は航宇研が独占的に推進したため、
国内の専門家の能力を結集できなかったという指摘を受けたからだ」と説明している。
つまり羅老号の失敗は、航宇研の閉鎖性に起因していたというわけだ。
これを受けて企業も、事業初期から試験発射施設の建設や関連部品の開発などに参加することになる。
開発の第1段階は2011年から14年までで、3段液体エンジンの開発と試験施設が建設される予定だ。
15年から18年までの第2段階では2段ロケットを開発し、試験発射までを行う。19年から21年までの第3段階では1段ロケットを製造し、
最終的に21年までに韓国独自の技術で開発されたロケットの打ち上げにこぎ着けたいとしている。
■3回目の羅老号打ち上げは来年をメドに
韓国型発射体の開発計画とは別に、羅老号の3回目の打ち上げも来年をメドに行われそうだ。
教育科学技術部宇宙技術課のユン・デサン課長は先月31日「ロシアでは現在、羅老号の第1段ロケットを製造中だと聞いている。
また韓国科学技術院(KAIST)でも3回目の打ち上げに使用される衛星を製造している。
打ち上げが決まってから、通常は8カ月ほど時間がかかることを考慮に入れれば、来年中には打ち上げが可能だろう」と話した。
羅老号は昨年6月に2回目の打ち上げに失敗した。韓国航空宇宙研究院とロシアのフルニチェフ社は、
失敗の原因を究明する調査委員会(FRB)を立ち上げ、4回にわたり検討会を開催したが、失敗原因については合意に至らなかった。
当時、教育科学技術部のキム・チャンギョン第2次官は「失敗の原因が特定されなければ、3回目の打ち上げを行うことはできない」と話しており、
3回目の打ち上げは霧散したのではないかとの見方もあった。
しかし最近、政府の考え方がに変化の兆しが見えてきた。ロシア連邦宇宙局は今年3月、韓国政府に第3の協議体を立ち上げ、
羅老号失敗の原因を改めて究明することを提案した。5月には教育科学技術部のヤン・ソングァン戦略技術開発官がロシアを訪問し、
両国政府は失敗の原因を直接究明することと、3回目の打ち上げを推進する方向で意見を集約したという。
おしまい。
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