11/06/01 12:25:47.25
URLリンク(file.chosunonline.com)
羅老号とは別に、2015年から18年の間に2段ロケット試験発射
21年に韓国型ロケット完成
人工衛星打ち上げロケット「羅老号」の失敗を乗り越え、韓国は「独自の宇宙ロケット」という新たなチャレンジに乗り出す。
教育科学技術部(省に相当)は先月31日「韓国型発射体(KSLV-2)開発をめぐる第1段階(2011-14)事業を主導する事業団長を募集する」と発表した。
政府は21年まで3段階に分け、総額1兆5449億ウォン(約1165億円)を投入し、アリラン衛星と同じ1.5トン級の実用衛星を
地球上空600キロから800キロに打ち上げる3段型宇宙ロケットを、韓国独自の技術によって開発することを決めた。
当初、韓国政府はロシアと共同開発した羅老号の打ち上げが成功すれば、直ちに完全国産の韓国型発射体開発に乗り出す計画だった。
しかし羅老号は009年と10年に相次いで打ち上げに失敗したため、本来の計画通りだと宇宙開発計画そのものが揺らぐ可能性が出てきた。
そのため政府は羅老号の打ち上げとは別に、韓国型発射体の開発を急ぐことにした。
■衛星による自力での監視が可能、産業への波及効果も
09年と10年に行われた2回の打ち上げでいずれも失敗した羅老号は、ロシアと韓国航空宇宙研究院(以下、航宇研)による共同開発だった。
ロシア製の第1段ロケットには液体燃料を利用するエンジン、第2段ロケットには韓国で開発された固体燃料エンジンが使われた。
韓国型発射体は100%韓国の技術で開発される。その中核となるのは、航宇研が独自で開発中の75トン級液体燃料エンジンだ。
最下部の第1段ロケットには75トン級エンジン4機が一つにまとめられ、計300トンの推進力を確保するようになる。
教育科学技術部は「75トン級エンジン1基を装着したロケットを、18年までに全羅南道高興の宇宙センターから試験発射する予定だ」と発表した。
21年に完成品が最終的に打ち上げられる前に、この中核エンジンを利用した2段ロケットを試験的に打ち上げるということだ。
独自の技術で衛星とロケットの開発、打ち上げに成功した国の集まり「スペースクラブ」にはロシア、米国、フランス、日本、中国、
英国、インド、イスラエル、イランの9カ国が名を連ねている。
韓国がスペースクラブに名を連ねる10番目の国となれば、世界市場で韓国ブランドの価値を高める大きな効果をもたらすだろう。
科学研究や気象観測はもちろん、衛星による国防目的の監視も可能になる。
産業への波及効果も大きい。宇宙技術は機械、電気、エレクトロニクス、化学工業、新素材など、
科学技術のほぼ全ての分野が関係する総合的な技術だ。そのため韓国型発射体の開発で得られた先端技術は、
航空や造船、自動車、IT(情報技術)などあらゆる産業にプラスとなる。
>>続きます。
URLリンク(www.chosunonline.com) 記事入力 : 2011/06/01 11:30:41
URLリンク(www.chosunonline.com) 記事入力 : 2011/06/01 11:30:49
URLリンク(www.chosunonline.com) 記事入力 : 2011/06/01 11:30:59