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- KAI社長が語るT50対尼輸出交渉の舞台裏 -
T50練習機輸出を実現させた韓国航空宇宙産業の金弘経社長
「インドネシアはロシアの部品供給に不満、直接部品を持参」
「損をする契約は絶対にしない」
「秘蔵の武器を持っていこう」
昨年8月、金弘経(キム・ホンギョン)韓国航空宇宙産業(KAI)社長は、コンテナボックスを持ってインドネシア
を訪れた。コンテナボックスの中には、2001年にKAIがインドネシアに輸出したKT1基本練習機の操縦席用キャノピー
(ガラス製の覆い)2個と、KT1を修理するための付属品類が入っていた。
インドネシア空軍は、意外な「無料のプレゼント」を見て、非常に喜んだ。インドネシア空軍は予算が足りないため、
高価な油で磨かなければならないKT1のキャノピーを安い油で磨き、キャノピーが曇って使用不能になった上、
付属品も十分にそろえることができなかった。ロシアの戦闘機を導入・使用しているため、心情的にロシア寄りが
多いインドネシア空軍・国防省関係者の間から、ようやく「韓国はモノ(KT1)だけ売って知らん顔をする国ではない」
という声が聞こえ始めた。
金社長は「その時、韓国の高等練習機T50の受注戦で、ロシアを逆転する糸口をつかめた」と語った。インドネシア
空軍は昨年6月、高等練習機の導入に向け、ロシアのヤコブレフ130を1等、T50を2等に選定していた。また金社長は、
T50は開発後3万時間も無事故で飛行しているが、競争相手のロシアの高等練習機は2度も墜落したという事実を
挙げ、インドネシア側を粘り強く説得した。その結果、ついに昨年11月の第2次評価で、T50がロシアの練習機を
抑えて1等になった。
金社長は26日、T50のインドネシア輸出契約締結を国防部(省に相当)で正式に発表した後、本紙とのインタビュー
に応じ「昨年8月、ロシア側が戦闘機の部品をきちんと供給せず、インドネシア空軍に不満があることを知った。その
隙を突いた」と語った。先月T50が優先交渉対象者に選定された後、およそ50日で本契約が締結された点も、異例と
言われているが、金社長は「インドネシア側は老朽化した練習機の代替機選定を急ぐ必要があったため『われわれは
短期間で航空機を納品できる』と約束したことが、最終的な決め手となった」と語った。
通常、航空機の契約締結から引き渡しまでは2年以上かかるものだが、KAIは1年6カ月後の13年までに16機を
納品すると約束した。金社長は「こちらにとっては非常に負担となるが、徹夜の作業をする覚悟で契約した」と語った。
今年2月には、国家情報院の職員がインドネシア大統領特使団の滞在先に侵入する事件があり、T50の輸出は峠
に差し掛かった。金社長は「かなり心配したが、意外なことに、インドネシアの関係者はその事件について一切言及
しなかった」と語った。
KAIがT50を過度に安く輸出したのではないかとの指摘に対し、金社長は、「損をして輸出することは絶対にない」
と語った。
弘経・韓国航空宇宙産業社長
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ソース : 朝鮮日報日本語版 記事入力 : 2011/05/29 01:26:37
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