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多和田葉子(たわだようこ, 51)は日本とドイツの境界を行き来する作家だ。1960年、日本で生まれ
た彼女は1982年以後ドイツで生活しながら日本語とドイツ語、二種類の言語で作品を書く。
第3回ソウル国際文学フォーラム出席のため訪韓した彼女は26日のインタビューで「一つの言語
だけで考えていては見えない世界がある」として「境界を抜け出して考える必要がある。」と強調した。
日本語で書かれた情報は日本だけを考慮した視点といえるし、だからこそ日本の新聞は日本人
が好む内容でぎっしり埋まっているという指摘だ。彼女は「あえて定義するなら私は水の様な人。
帰属したという感じがなく関心もない。作品を書く時は徹底的にその言語にはまる。」と語った。
「日本やドイツ、片方だけ良いということはありません。どちらの国も良いです。偶然、日本に生まれ
ましたが、私には日本語だけ使う人と外国の人の間で互いに考えを伝えなければならない義務が
あると考えます。私が考える世界化は各自の大切な文化を学び、他の文化を尊重して、その間に
多くの交流が起きることです。」
このような考えは歴史を眺める彼女の認識にもそのまま反映される。今回のフォーラムの提案を
通じて「日本の歴史教科書の問題は日本の観点だけで書かれたという点」としながら「日本は窓
の外にゴミを投げて家の中だけきれいになれば、外で起きることはたいしたことはないと思う家
庭のようです。」と批判した。
彼女は「日本は19世紀後半、ヨーロッパの植民地になるまいとして、かえって加害者になってアジ
ア国家を植民地化しました。」として「こういう過程で無条件に勝てば良いという無理な路線を選び、
誤った近代化の道を歩いた結果が今、否定的な形態で現れています。」と話した。
1993年『犬婿入り』が日本で芥川賞を受けた彼女はドイツでも2005年、ゲーテメダルを受けるなど
両国の文壇の両方で認められている。
ソース:ソウル新聞(韓国語)
「日歴史教科書片方観点だけ出てきて問題」日・独境界行き来する小説家多和田葉子訪韓
URLリンク(www.seoul.co.kr)
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