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キッシンジャー元国務長官が中国について語ることの難しさ
URLリンク(jp.wsj.com)
これを話題にしたのは偶然ではなかった。インタビュー時に、キッシンジャー氏の16冊目の著書
「On China(仮題:中国について)」の発売が間近に迫っていたのだ。キッシンジャー氏は質問の
3分の2を中国関連に割くとの条件でインタビューに応じた。新著に関する取材に応じるのは筆者が
初めてだったという。筆者は、未来に向けた、著書の内容を超えた質問をするという条件でこれに
同意した。(筆者の「On China」についての書評はインタビュー翌日の5月12日に本紙に掲載された)
この答えを受け、最近相次いでいる南シナ海での中国の強硬姿勢に米国と同盟国はどう対処
すべきかを尋ねた。キッシンジャー氏は再び、永遠かと思うほど長い間沈黙し、「これについて
考えたことがないという訳ではない」と答えた。筆者はこれがキッシンジャー氏の著書の最終章の
テーマだったことに気づいた。
キッシンジャー氏は長い沈黙の後、「これはまさに私が最終章で述べていることだ」と話し、
晴れやかと言ってもいい表情をみせた。「米国はアジアの一部であり続けなくてはならず、こう表現
するにふさわしいほど多くの国との関係を維持しなくてはならない。だがこれは軍事的な封じ込め
政策に基づいてではなく、中国にとって協調的な選択肢となる枠組みの中で実現されなくてはなら
ない。果たして、これができるのかどうかが我々の課題だ」と強調した。