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【ソウル=黒田勝弘】韓国を訪れた平田オリザ内閣官房参与は19日付の東亜日報とのインタ
ビューで、日本の教科書の竹島関連の記述について「過激」と発言し、文部科学省による中学
教科書の検定結果を間接的に批判した。
東亜日報によると、平田氏は日本の震災に対する韓国の支援に「感動した」と述べた後、日本
の安全を強調し日本への観光や日本食品の購入をPRした。
しかし「(韓国の)対日感情は教科書問題でまた悪化した」との質問に対し「独島(竹島)問題
について“過激に”記述した本は日本の学校ではほとんど使われない。影響力は微々たるものだ」
と述べている。
在ソウル日本大使館によると、この発言は「政府の立場ではないが」と注釈付きだったという
が、新聞報道では伝えられていない。
平田氏がいう「過激な記述」がどの教科書の、どの部分を指すのかは明らかでない。政府中枢
にいる人物の検定批判として問題が残る。
ただ、発言の後半では「領土問題では両国の考えが異ならざるをえない。お互い相手がどんな
考えを持っているのか生徒に教えることが重要だ」と教科書での記述の必要性は認めている。
平田氏は知韓派の劇作家として韓国でも知られている。
◇
平田氏は、17日にソウル市内で行った講演で、東京電力福島第1原発事故の汚染水の海洋放出
は「米国からの要請」とした自らの発言について、「他の事柄と混同したもので、事実ではない。
撤回して謝罪する。関係各位に、ご迷惑をかけたことをおわびいたします」とのコメントを所属
事務所を通じて発表した。
MSN産経ニュース 2011/05/20
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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