11/05/20 12:57:57.87
2011年5月18日、最近発表された中国国家海洋局の報告によると、中国近海で深刻な海水汚染
が広がっている。北京紙・法制晩報が伝えた。
海洋局は「2010年の中国の海洋環境水質状況は全体的におおむね良好。中国の所管する海域で
第1類海水水質基準(最も厳しい基準値)を満たしている海域は全体の94%を占めている」と
発表。その一方で、最も低い基準値の第4類海水水質基準をも満たしていない深刻な汚染海域は
拡大しており、その面積の近海部で前年より1.83万平方キロメートル多い、4.8万平方キロ
メートルに達し、前年比で62%の増加となった。海洋生態系については18の観察区域のうち、
86%にあたる14区域に「健康とはいえない」「不健康」の評価が下された。
深刻な汚染海域は黄海北部近海、遼東湾、莱州湾、長江河口、珠江河口および大都市周辺の近海
に分布。主要な汚染物質は無機窒素化合物、活性リン酸塩、石油類など。陸地から流れ込む汚染
物質は「前年比25%の減少」と改善が見られるが、海への汚水排出口のうち排出基準を満たし
ているのは全体の46%でしかなかった。(翻訳・編集/本郷)
レコードチャイナ 2011/05/20
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