11/05/18 14:54:12.58
国際通貨基金(IMF)ではこのほど、ホテルの女性従業員に対する性的暴行などの容疑で逮捕
され、米ニューヨークの収監施設に勾留されたドミニク・ストロス・カーン専務理事の「後任」
をめぐって、さまざまな憶測が取りざたされている。中国新聞社では早くも、朱民・IMF特別
顧問を「中国人初の、IMF理事専務になる可能性がある」などとして大きく取り上げた。
ストロス・カーン容疑者の逮捕以降、IMF内外では、欧州各国の首脳らをはじめとする、同
容疑者に対する辞職勧告とも取れる発言が噴出。金融関係者は、同容疑者が今後、辞職か免職
に追い込まれる可能性が高いと見て、「次期専務理事」の人選に関心を示している。
外国メディアの多くは、歴代のIMFの専務理事が、1947年の創設以来、欧州出身者で占めて
いたことなどから、「後任」は、フランスのラガルド財務相や、ドイツ銀行のアッカーマン最高
経営責任者(CEO)などが有力だと予測しているという。
一方、新興国にもその座を譲るべきだとの声も上がっており、トルコのケマル・デルビシュ元
財務相を推す声があるほか、米経済紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」では、現IMF
特別顧問の、中国の朱民氏の適正を挙げ、同氏が次期専務理事になる可能性もあると報じた。
朱民氏は、1982年に上海の復旦大学を卒業後、米ジョンズ・ホプキンス大学で経済博士号を取得
し、世界銀行などでの勤務を経て、中国人民銀行の副総裁に就任した。同行で国際事務、政策
研究、信用調査などを担当し、国際金融、銀行業務に精通するエリートとして、昨年2月には
IMF専務理事の特別顧問に任命されていた。朱民「IMF専務理事」が誕生するか否か、中国
では注目が集まっている。(編集担当:青田三知)
サーチナ 2011/05/18
URLリンク(news.searchina.ne.jp)