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「韓国の社会構造は“キノコ”のようなもの。若者たちは“キノコの傘(大企業)”に入ろうとばかりしている。これは非常に深刻な問題だ」
国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)東アジア事務所のピーター・バン・レア所長は、
経済専門オンラインメディア「朝鮮ビズ・ドットコム」の創刊1周年記念インタビューに応じ
「韓国の若者はサムスンのような大企業に入社することばかりを夢見ているが、これは問題だ」として、その理由を冒頭のように述べた。
雇用に限りがある大企業への入社ばかりを目指す現象を「キノコの傘」に例えて表現したのだ。
レア所長はさらに
「最近は韓国でも高学歴者が増えているが、これは世界的な“学歴インフレ現象”の一部として解釈できる。
韓国は雇用の伴わない成長を続けてきた。そのため、限られた仕事を獲得するために、若者たちは修士や博士などの学位を取得しようとしている。
これでは仕事への満足度が低下する」と懸念を示した。
また、急速に進む高齢化について、レア所長は
「韓国の65歳以上人口は、2005年の時点では10%にも満たなかったが、25年には20%にまで上昇すると予想されている。
同じように中国も、豊かになる前に国全体が老いてしまうとの見方が出ている」
「高齢化は避けられない問題なだけに、今後の関心は“高齢化社会でいかに生き残るか”に向けられなければならない」などとした上で
「高齢者を地域で孤立させるのではなく、日本のようにいかに社会と調和させていくかを考えねばならない」とも述べた。
レア所長は
「韓国人は“ジンギスカン”のように意欲的なだけでなく、最高を目指すという意志も強く、今後が大いに期待される」としながらも
「今や韓国も日本のような内需中心のモデルを目指すか、あるいは開放と革新を中心に、世界的なプレーヤーになるかを選択しなければならない」と指摘した。
レア所長は04年4月から、タイのバンコクに本部を置くUNESCAPで総務部長を歴任し、昨年6月からはUNESCAP東アジア事務所長に就任した。
UNESCAPは、国連経済社会理事会(ECOSOC)の五つある地域委員会の一つで、
アジア太平洋地域の62の加盟国の実態を分析し、政策を考案するなどの活動を行っている。
UNESCAP東アジア事務所は昨年5月、仁川市の松島に開設され、韓国、北朝鮮、日本、中国、ロシア、モンゴルの6カ国が加盟している。
ソース 朝鮮日報 記事入力 : 2011/05/17 14:26:58
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