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中国のインターネットで4月末ごろから、「広東省の飲食店で、胎児を使ったスープを出して
いる」などとする噂が広まった。中国では2006年、自分の子の病気が治ると信じて、生まれて
すぐに死んだ別の子を料理して食べさせた事件が発生しており、噂を疑うコメントは多くない。
中国のニュースサイト、環球網や河北新聞網が読者投稿として掲載。ただし、ジャーナリスト
や知識人がフリーの立場で投稿することも、中国ではさほど珍しくない。他のサイトでも、同
文章の転載が始まった。
文章は取材記事の形式で構成されており、広東省東莞市や仏山市では、「胎児を使った煮込み
料理を供する店がある。価格は3000-4000元」、「胎児の煮込みには滋養強壮の効能があると
される」、「台湾人のビジネスマンから、時々食べているとの話を聞いた」、「女児の胎児を
使う。親がいらないと言って売る」、「胎児を料理する調理人を取材した」などと紹介した。
さらに、広東省江門台山市の飲食店では、厨房で胎児と思われるものを見せてもらったと紹介した。
同文章の真偽は不明だ。
同文章を掲載した環球網のコメント欄には「人の皮を着たけだもの」、「妖魔が横行している」、
「それでも人か」などの厳しい批判が相次いだ。文章の内容を疑う書き込みは、あまりない。
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中国では2006年、妹の長男の病気が治ると信じて、生まれてすぐに死んだ別の子の遺体を入手
して食べさせる事件が発生。事件にかかわった3人は2007年に、遺体侮辱罪で懲役6カ月の有罪
判決を言いわたされた。
また、“前衛芸術家”の朱〓氏は、「人工流産により取り出された胎児」を犬に食べさせたり
自分で食べる“パフォーマンス”を披露したことがある。(〓は「日」の下に「立」)
(編集担当:如月隼人)
サーチナ 2011/05/17
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