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>>1の続き
「多くの卒業生、同胞たちが復興支援のために一つになり、コンサートを成功させた。母校が休校に
なって寂しい思いもあったが、目をキラキラと輝かせていたスタッフや同胞の力と絆を実感できてうれし
い。奈良同胞社会が新しく生まれ変わるきっかけになれば」
母校で音楽教員を務めた「MMM」の裵眞珠さん(48)は「教え子やそのまた教え子が音楽を続けてい
て、みんなに会えたことがうれしい。奈良の同胞は、学校の清掃や子どもたちの通学支援など愛校活動
を続けていると聞いた。これからも同胞が集まる場を大切にしてほしい」と語った。
奈良同胞社会に活気を
「東北の人たちを思うと胸が詰まるが、奈良で久々に同胞が大勢集まったことは素直にうれしい。復興
支援に立ち上がった若者の姿を見て、奈良同胞の底力を感じた」
コンサートを観覧した金春花さん(77)は、友人らと語らいながら同胞の率直な思いを代弁した。
被災地を支援したいという熱い思いが若者を突き動かした。それは同時に、県に唯一のウリハッキョの
休校で低迷した奈良同胞社会に活気を取り戻すための始まりでもあった。
当日、会場には予想を超える多くの同胞、日本市民が駆けつけた。関係者は「数年ぶりに会う同胞もい
た」「みんな笑顔でいっぱいだ」と口々に喜びを語り合った。
再建準備が進められている県青商会のリーダー的存在の文春基さん(36)は「みんな呼びかけに応じて
自発的に集まり動いてくれた。同胞は集まる場を求めている。それを生み出す若者もいて、力があることが
わかった」と語った。
総連本部の邵哲珍委員長は、関係者や集まった同胞に感謝しながら、「ウリハッキョを学び・憩い・交流
の場にしたい。そして、アボジたちが頑張れる同胞社会、オモニたちが安心して子どもを育てられる同胞社
会を築いていこう」と呼びかけた。(李泰鎬)
以上