11/05/16 21:00:57.59
防衛省が作成した対中有事極秘シナリオが明らかになった。尖閣諸島(沖縄県)が白昼堂々と占領
されて幕を開け、宮古・石垣両島も武力侵攻され、自衛隊が奪還作戦に入る-。これが全容だが、
シナリオ研究には重大な欠陥がある。実は、シナリオに沿い尖閣を奪還することは事実上不可能と
みられるためで、菅直人政権の「不作為」がいかに罪深いか浮かび上がってくる。
紙面に反映できなかった内容を加え、シナリオをおさらいしておく。
《シナリオ(1)》
漁民を装った中国の海上民兵が白昼堂々と尖閣諸島に不法上陸。すかさず世論戦も仕掛けてくる。
世論戦に心理戦と法律戦を加えた三戦は、中国の新たな軍事戦略の柱だ。ここでの世論戦は
「漁船が難破した」と国際社会にアピールすることが想定されている。
沖縄県警の警察官が尖閣に乗り込み、入管難民法違反の現行犯で偽装漁民を逮捕。海上保安庁
の巡視船も周辺海域に展開する。
《シナリオ(2)》
中国は国家海洋局の海洋調査船「海監」を派遣。海監は大型・高速化が進み、海保の巡視船で
は排除できないと判断し、海上警備行動発令で海上自衛隊の艦艇や航空機が出動する。
中国は「日本が不当な軍事行動を仕掛けてきた」と主張。またも世論戦だ。人民解放軍が創設
以来、重視してきた心理戦でもある。宣伝や威嚇により相手の抵抗意志をくじくことを目的に
しているからだ。
《シナリオ(3)》
日本政府を揺さぶっておいて中国は海軍艦艇を投入。海自の艦艇などは武力衝突に発展するの
を懸念し、海域を離脱。警察官も偽装漁民を残し尖閣から撤収する。ここで尖閣は中国の手に
落ちたことになる。
日本側の弱腰を尻目に中国は宮古島や石垣島に武力侵攻する。米空母の介入を防ぐためでもあ
る。事ここに至り、日本政府は防衛出動を発令。海・空自の艦艇や航空機を集結させ、米軍も
展開。奪還作戦に入る。
シナリオは以上だが、実際に事態が起きたとき、日本側が想定どおりに対応できるかは甚だ疑問
だ。
>>2に続きます
MSN産経ニュース 2011/05/16
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