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▲慧門（ヘムン）和尚
[アジアトゥデイ=チョン・ヘヨン記者]何日か前のテレビを視ながら本当に印象深いお言葉を聞くこ
とになりました。私より何歳か(実際調べてみると5才でした。)年上で30代中後半のうら若いお坊
さん一人がこのようにおっしゃったのです。
「魂が込められたタマゴは岩を砕くことができる」
誰でも知っている「タマゴで石打ち」ということわざ（訳注：やっても無駄なこと）をひっくり返す、ある
いはそのことわざと常識に正面から挑戦するようなお言葉を伝えるこのお坊さんの目つきは鋭か
ったです。それは朝鮮王室儀軌還収委員会事務局長を引き受けたへムン和尚でした。
へムン和尚は去る2006年、朝鮮王朝実録を日本の東京大から返してもらう成果を成し遂げたの
に続き今回の儀軌返還にも中枢的役割を果たしました。彼と彼の同志たちが戦った相手、交渉し
た相手はまさに日本最高の知性人、東京大と日本の精神的支柱の日王宮でした。
一介の民間団体が政府があきらめた文化財返還を問題提起を通じて最後まで日本に返還を要請
した事件は言葉どおり「タマゴで石打ち」だったと思います。ですが、そのタマゴには本当に文化財
を惜しんで愛する人々の魂が込められていたし、必ず文化財を返してもらえるという信念が込めら
れていました。
そしてこの魂と信念が長い時間を経て熟成され、結局大きな岩を砕いてしまうことができました。
朝鮮王室儀軌1205本は89年ぶりに「韓日図書協定」で故国に帰ってきます。魂を国語辞典で探
すと次のように出ています。人のからだの中でからだと精神を治める非物質的なもの。
結局、核心は物質ではなく、私たちを動かそうとする原動力やエネルギーという事のようなのです。
それが大きな岩も壊す力を集中して途方もない難しい目標も成し遂げられるという事です。
（後略）
チョン・ヘヨン記者
ソース：アジアトゥデイ(韓国語) "魂が込められたタマゴは岩を破ることができる"
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