11/05/12 10:12:38.90
URLリンク(file.chosunonline.com)
今月7日深夜2時ごろ、韓国鉄道公社(KORAIL)首都圏車両管理チームのイ・ジェグァンさん(4級職員)は、
KTX山川(サンチョン)=韓国で開発された新型車両=2号車に設置されているモーター減速機固定台の2カ所で深刻な亀裂を発見した。
問題のモーター減速機は落下寸前の非常に危険な状態だった。
モーター減速機とは、モーターブロックから発せられる動力を制御する装置で、重量はおよそ350キロ。
これらはいずれも車両の下部に設置されている。もし問題のモーター減速機が、時速300キロで走行中に線路上に落下すると、
これが車体と衝突するのはもちろん、ひどい場合には脱線などの大型事故も引き起こしかねない。
この列車は同日の朝6時35分にソウル駅を出発し、馬山に向かう予定だった。.
報告を受けた韓国鉄道公社は11日、この車両を製造した現代ロテムに対し、欠陥を直ちに完全修復するよう求めた。
いわば現代ロテムにリコールを行うことを求めたようなものだ。
鉄道公社側は「現代ロテムが製造したKTX山川の残りの18両についても詳しい点検を行ったが、
同じような問題は発見されなかった」と明らかにした。
KTX山川は、現代ロテムが日本、フランス、ドイツに続いて世界で4番目に開発した「韓国式高速鉄道用車両」だ。
車両の欠陥が発見されたことを受け、この問題が今年7月に発表予定のブラジル高速鉄道入札に悪影響を及ぼす可能性が出てきた。
ブラジルでの高速鉄道事業は、総工費200億ドル(約1兆6000億円)規模の大型プロジェクトで、
韓国は日本、中国、ドイツなどと受注競争を展開している。
このような状況で、鉄道公社が車両メーカーの現代ロテムに対してリコールを行うよう求めたことについて、
公社の関係者は「このままでは、いつか大型事故が発生する可能性があるため」と語る。
KTX山川は昨年4月から今年3月までの1年間に、合計41回にわたり大小さまざまな故障を引き起こしてきた。
一方の現代ロテムは
「今は製造からあまり時間が過ぎておらず、いわば安定化に向けた期間だ。そのためある程度の故障は避けられない」
「KTX山川の運行開始直後の故障発生率は、フランスの高速鉄道TGVなど先進国に比べるとむしろ低い方で、
多くは短期間のうちに正常化する」と主張している。
鉄道公社は今回、減速機の欠陥を発見した4級職員のイ・ジェグァンさんを3級に特別昇進させた。
記事入力 : 2011/05/12 09:34:46
URLリンク(www.chosunonline.com)
関連スレ
【韓国】韓国型高速列車「KTX山川」=リコール要請[05/11]
スレリンク(news4plus板)