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【シンガポール=青木伸行】シンガポール総選挙(5月7日投開票)で、リー・シェンロン首相
に続く第四世代の首相候補の存在が注目されている。首相は、与党・人民行動党(PAP)が
擁立した新人24人の中に、「少なくとも5人」の首相候補が含まれていると語っている。た
だ、それが誰なのか、明らかにはしていない。
政府関係者などによると、候補は(1)チャン・チュンシン前陸軍司令官(41)(2)タン・
チュアンジン陸軍准将(42)(3)ローレンス・ウォン前エネルギー市場庁(EMA)長官
(38)(4)ヘン・スイーキット前金融管理庁長官(50)(5)オン・イークン全国労働
組合会議(NTUC)事務総長補佐(42)-などだという。
1969年生まれのチャン・チュンシン氏は、88年に軍に入隊後、英ケンブリッジ大、米
マサチューセッツ工科大(MIT)に留学し、統合参謀長などを歴任。首相と類似した略歴の
彼は「国民がもつ最良のものを引き出すことが、指導者の仕事だ」と言う。
首相は「新しい指導層を形成できる才能ある人材」の発掘と育成が、「重要かつ緊急」の課題
だとし、新人擁立に当たりPAPは、厳しい「面接試験」を繰り返したという。
一方では、外相など閣僚を連続7期務めた第二世代のジャヤクマル上級相をはじめ、18人が
立候補せず、政界を去った。「国の将来をリードする指導層を構築するため、入れ替えを優先」
(首相)した結果だ。
第一世代のリー・クアンユー顧問相(87)は31年間、第二世代のゴー・チョクトン上級相
(69)は14年間、首相の座にあった。今年8月に8年目に入る第三世代のリー・シェンロン
首相(59)は、2020年までに、第四世代の首相候補を育て上げることを示唆している。
まずはその卵を選挙後に閣僚に登用する意向で、顔ぶれが注目される。
MSN産経ニュース 2011/05/01
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