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韓国が「文化先進国」になるためには（上）
都市を評価する英雑誌「モノクル」の発行人、単独インタビュー
今年1月、イギリスの有力紙「ファイナンシャル・タイムズ」に「私の
素敵な韓国の秘密（The secrets of my brilliant Korea）」という
見出しのコラムが掲載された。同コラムでは、スチュワーデスのユニ
ホーム、ピンデトク（緑豆の粉を材料とするお好み焼き風の食べ物）、
とうもろこし茶、インディーバンド、WINTERPLAY、雑誌などわれわれの
意表を突いた10種類の掘り出し物が「株式会社韓国が輸出する商品」
として紹介されていた。
コラムを書いたのは、イギリスのライフスタイル雑誌「モノクル」の
発行人かつ編集長を務めるタイラー・ブリュレ氏（43）。イギリスのBBC
テレビとガーディアンで記者として活動している。1997年にデザインと
ファッションの統合雑誌「ウォールペーパー」を創刊し、メディア界の
注目を一身に浴びた人物だ。スイス航空やノキアといった大手企業のブランド・
コンサルティングも手掛けた。雑誌「モノクル」は、文化や政治、経済に至る
まで幅広い分野を扱う雑誌で、毎年「一番住みやすい都市」ランキングを発表
するなど影響力を高めている。ブリュレ氏は「数え切れないくらい」に何度も
韓国を訪れたほか、「映画[『オールドボーイ』と少女時代をこよなく愛する」
知韓派でもある。
このように韓国について多くの関心を寄せる同氏が、今回は「株式
会社韓国」が文化先進国として発展していくために改善すべきポイントに
ついて語った。今月12日に現代カードの主催で行われたトレンドセミナー
「スーパートーク」に参加するために訪韓した同氏に、単独インタビューを行った。
ブリュレ氏が挙げた改善すべきポイントの一つ目は「書店」だった。
「以前、金浦空港のセブンイレブンで雑誌を買ったことがあったが、それさえも
なくなってしまった。仁川空港のGS25では、小さな陳列台に韓国紙5紙と
英字紙2紙しかなかった。香港やシンガポール、日本の空港へ行けば、20歩ほど
歩いても書店や大きな陳列台を見掛ける。これは、空港だけではなく都心でも
同じだ。書店はその国の文化を物語る尺度だ」
その上で「台湾では24時間営業をモットーとする優れたデザインの書店も
ある。この書店に立ち寄るためにわざわざ台湾を尋ねることもある。小さな
ことだが、これこそ文化」と話した。
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版
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