11/04/24 12:33:45.77
職人が一つ一つ丹精を込めて作り上げるブランド品。これに対し、いつしか小憎らしい挑戦者が
現れた。彼らは、中国市場や香港の裏通り、ソウルの梨泰院で本物とほとんど見分けの付かない、
本物よりもさらに本物らしいかばんや時計、靴などを売っている。
ブランド業界の最高経営責任者(CEO)をインタビューするたびに取り上げられるトピックが、まさ
に「イミテーション」についての問題だ。ブランド業界では、多くの国に独自の捜査官を派遣し、
イミテーションの動きを監視しているが、これをあざ笑うかのようにイミテーション業界の手法は
日に日に巧妙さを増している。製品だけでなく収入証までも偽造し、部品だけは中国で生産、
組み立てはイタリアで行うことで「メード・イン・イタリア」を合法化するという手段を講じている。
摘発しようとする者とコピーしようとする不正業者の“いたちごっこ”はますます激しさを増している。
世界的な有名ブランドを経営する2人のCEOにインタビューを行った。一人は「本物をコピーされる
ということは、魂を盗まれるのと同じ」と興奮する。いわば「イミテーション業界の死神」だ。もう一人
のCEOは「イミテーションを購入するからといって、その人を軽蔑してはならない」という。心が広い
のか、それともブランド品を生産する側の自信なのか。
■フェンディのマイケル・バークCEO
「イミテーションによる殺人も横行している…どんなに金がかかってもイミテーションを撲滅する」
万人に買ってもらおうとは思っていない…職人の心が分かってこそ本当のラグジュアリー
イタリアきっての人気ブランド「フェンディ」のマイケル・バークCEOは「イミテーション業界
の死神」として恐れられている。検索サイト「グーグル」で同CEOについて検索すると、3件の
うち2件はイミテーション業界との訴訟に関する記事がヒットする。同CEOは最近、韓国のイ・
グァンホ氏との共同展示会のために韓国を訪れた。
―「イミテーションとの戦争」を宣布した代表的な人物として注目されている。かつてはウォル
マートまでも相手取って訴訟を起こした。
「イミテーションのかばんを持ち歩くからといって、あなたには何の害もないように見えるか
もしれない。しかし、イミテーションのかばんの生産に対して見て見ぬ振りをすれば、彼らは
後々イミテーションの略図や毒が入った食べ物までも、何のためらいもなく作ってしまうだろ
う。そうして殺人を犯す可能性だってある。一言で言ってイミテーションは“生死に関わる問題”
だ。ワシントンポストによると、中国で生産されたニセの薬によって毎年約20万人が命を失って
いるという。あなたもそのような犠牲者になりたいか」
―イミテーションが自社ブランドの売り上げに悪影響を及ぼすためではないのか。
「イミテーションを購入する消費者が増える分だけ本物を買う消費者も増えていく。われわれの
売り上げは毎年20-30%ずつ増えている。それでも、われわれはイミテーションを撲滅するため
年に数千万ドルの資金を投入する。金がいくらかかっても、イミテーションを根絶するつもりだ」
>>2,3に続きます
朝鮮日報 2011/04/24
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▲原色のロゴが強調されたフェンディの2011年の新製品「クラッチバッグ」(写真左)、シャネル
の同年の新製品「J12 クロマティック」。
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