11/04/22 20:16:06.28
[上海 22日 ロイター] 上海では主要港湾施設で3日前からトラックドライバーのストライキが続いており、中国の輸出に悪影響を及ぼす兆しが
現れている。
上海の宝山港近くの物流会社の周囲に約600人が集まり、ストに参加していないドライバーのトラックに向けて投石するなどの騒ぎが起きている。
ストに加わっているのは、多くが港から荷物を運搬している独立の契約ドライバーで、ガソリン価格の上昇や物流会社がドライバーに課している高い
手数料に抗議し、中国政府に対処を求めて20日からストに入っている。
現場には警察官約50人が駆けつけ、少なくとも2人が逮捕された。
上海港を運営する上海インターナショナル・ポートの当局者は、ロイターの電話取材に対し「業務に影響は出ていない」と述べ、それ以上のコメントは
拒否した。
しかし、一部の当局者は、ストライキがすでに港湾業務、少なくとも輸出に影響を及ぼしていることを認め、「輸出が遅れている。多くの船は出発までに
完全に積載できずにいる」と語った。
ストが行われているのは、宝山港の主要5区域のうち、大規模な自由貿易ゾーンがあるWaigaoqiaoと、水深が深い港のあるYangshanの2カ所。
ストライキや騒動が続けば、民衆の間での不満の高まりを懸念している共産党にとって、新たな悩みの種となる可能性がある。
中国のメディアや上海市当局は、ストライキについてまったく伝えていない。
中国は4月初めに、ガソリンとディーゼルの小売り価格を5─5.5%引き上げると発表している。
REUTERS: 2011年 04月 22日 15:26
URLリンク(jp.reuters.com)