11/04/10 18:27:42.73
URLﾘﾝｸ(news.donga.com)
▲若宮啓文、朝日新聞コラムニスト
東日本を襲った3月11日の巨大な地震津波の凄惨さに韓国のみなさんもテレビを見て衝撃を受
けただろう。韓国映画「海雲台（ヘウンデ）」のコンピュータ・グラフィック映像を思わせる光景に私も
息がつまる状況だった。
二日後、満1カ月をむかえる。放射性物質の漏出が止まらない原子力発電所事故との戦いは
今でも緊張の中続いている。もちろん日本人も不安に思っているけれど放射能拡散について海外、
特に隣の韓国に不安を与えることについて心より申し訳ないと思う。
大地震発生直後からあふれた世界の声援の中でも隣の韓国の応援に熱い感動を感じている。韓
国政府は一番先に救助隊を派遣し支援物資も多く送った。韓流スターとK-POP(韓国大衆音楽)
歌手は先を争って寄付したり応援メッセージを送ったし、一般市民の寄付も押し寄せた。
東亜日報に「ガンバレ、ニッポン！」という、日本語が入ったタイトルのキャンペーンが連日載って
いたのに驚いた。ソウル明洞（ミョンドン）に日本語で激励プラカードを掲げ、南山Nソウルタワー
が日章旗をイメージ処理して火を灯したというニュースには目を疑うほどであった。韓国でこういう
光景が繰り広げられるとは想像もできなかった。
インターネットでは「Pray for Japan (日本のための祈り)」というキーワードで世界中の人のメッセー
ジが殺到しているが、ここでも韓国の存在が断然眼に触れる。ソウル路上で市民たちが画用紙に
描いた数多くの激励メッセージに目がしらが熱くなった。詩人コ・ウン氏がハンギョレ新聞に送った
激励の詩「日本への礼儀」もインターネットを通じて大きな感動を与えた。韓国民のみなさん本当
にありがとうございます。
メディア、通り、インターネットで受けた感動
10年前、私がワシントンにいる時経験した9・11テロが思い出される。ニューヨーク世界貿易センタ
ービルがジェット機の衝突で崩れた惨劇。その時も信じられないテレビ映像に衝撃を受けた数多く
の世界中の人々が同情し助けの手を差しのべた。ワシントンにいた日本人たちはお金を集めて新
聞広告を出した。「America、we are with you (米国、私たちはあなたと一緒にいます)！」というタイ
トルだった。寄付者の名前も全て実名の異色な連帯メッセージであった。
日本とアメリカは今は同盟関係にあるが当時、テロリストの奇襲をめぐり過去の日本軍の真珠湾
攻撃以来、初めてで神風特攻隊を連想させるという言葉も聞こえた。そのような敵対の過去を持
っているからこそ、より一層このメッセージに心が動いたという米国人が少なくなかった。
今K-POPファンをはじめとする若い日本人は韓国からの激励をきわめて自然に受け入れるかも
知れないが、多くの人が深い感慨を持つのはかつて植民地支配という申し訳ない時代があったた
めに違いない。
（>>2-5に続く）
若宮啓文、朝日新聞コラムニスト
ソース：東亜日報(韓国語) [若宮の東京小考/若宮啓文]韓国に伝えたい感謝と頼み
URLﾘﾝｸ(news.donga.com)
関連スレ：
【竹島問題/地震】日本が「近い国」になったような錯覚に陥った韓国、日本は独島領有権主張[03/28]
ｽﾚﾘﾝｸ(news4plus板)
【竹島問題/地震】「独島は私たちの土地」？恩を仇で返す日本～キム・ジャンフンの憂慮、現実に[03/26]
ｽﾚﾘﾝｸ(news4plus板)