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日本人略奪者はどこにいる？ 2011/3/14
ワシントンタイムズ byジム・ピヒト(経済学博士)
URLﾘﾝｸ(communities.washingtontimes.com)
(或るハン板者 ◆2zPder1e8w 適当訳。悪訳・誤訳すみません)
①
日本で略奪行為が見られないことは、事態を見守る多くの西洋人に驚きをもって受け止められている。
あのハリケーン「カトリーナ」が通り過ぎたあと、ヒトを利己心の塊とみなす米国内の冷笑家さえ驚かせるほどのスケールでニューオーリンズは略奪を経験した。
また、昨年のチリ地震における略奪は軍隊の介入を必要とするほど深刻なものだった。
同じくハイチ地震のあとも、イングランドの洪水のあとも略奪は発生した。
しかし、これまでのところ、日本からは略奪発生の報告はない。
それは本当に驚くべきことか？ その礼儀正しさと正直さ、規則正しいふるまいによって日本人は賞賛されている。
私の友人で、宝石商をいとなむあるブラジル人─そのときかなりひどい時差ボケだった─が、東京の通勤電車の中に、
数千ドルもする書類カバンを、カギもかけずに、数十万ドル相等の宝石を入れたまま置き忘れてしまったことがあった。
彼を招いた人物はそれを知ると、彼に「手首でも切れ」とは言わずに、彼をその電車の次の駅に案内した。
そこには、遺失物取扱所で彼を待っていた例の書類カバンとその中身があった。
そのような逸話の数々が日本でならば信用でき、ロンドン、パリではありえないとするならば、謎はこれだ─「なぜ？」
この問いに関してネット上では相当な量のかしましいやりとりが交わされている。そしてそのやりとりは不穏でもある。
大部分の人々が納得する答えは「人種」というもののようだ。多くの議論で、日本人は強い均一性を持ち、多様性が弱いとされる。
「日本人は略奪などしない。なぜかというと、彼らは一致団結して、大きな幸せをもたらす文化の中にいるから。
違った文化をもつ人間同士がお互いの財産を物欲しげに見たときに起こる強奪などと無縁にね」
略奪する前に津波が彼らの財産を流したんだよ、などとあなたが主張する前に思い出して欲しい。何百万という人々は津波の前の地震で避難し、津波の通り道にはいなかったということを。
嘆かわしい数の書き手が、日本には黒人やヒスパニック系、アラブ人がほとんどいないことを指摘している。ある一人はこうだ。
「日本人は略奪をしていない。ルイジアナの黒人はした。もしそれが事実なら、どう人種差別主義者だって言うんだ？」
それとつながる考え方として、日本文化がそれらの劣った文化より優れている、というものがある。もとからの傾向として、略奪や暴動を起こすような人間が報われることが少ない文化なのだと。
ニューオーリンズは主に黒人が住む街だ、この指摘で充分でしょ、といくらかの人々は言うかも知れない。