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米カリフォルニア州アーバインのカン・ソクヒ市長
「体は米国にあっても、心は韓国の政治に傾きがちだ。とはいえ、全国的なネットワークを利用して韓国人候補を育て、
米国の政界に進出してこそ、韓国人社会を代表する政策が生まれる」
28日、ソウル市内のホテルで会った米カリフォルニア州アーバイン市のカン・ソクヒ市長は
「（米国に居住する）韓国人は、経済・社会的な地位に比べ、政治力が弱すぎる」と語った。
カン市長は、2008年に韓国系米国人として初めて直接選挙で市長に選ばれた。
今回は韓国の学生や公務員たちと会い経験を共有するため来韓し、高麗大・弘益大・中央公務員研修院で講演を行う予定だ。
カン市長は、在米韓国人たちが来年4月に始まる在外国民選挙だけに関心を注ぐのではなく、
米国の政治に積極的に参加することを願っている。「米国の政治家とのチャンネルを構築し、韓米関係を中身のあるものにすべき」
同市長は「米国の地方自治体選挙には誰でも立候補することができ、投票用紙にも政党表記がない。
このため人物と政策中心の選挙が可能」と話した。
カン市長は昨年の選挙で、64%の支持を獲得して再選を果たした。
同市長は「毎週水曜日に4時間ずつ、市民が抱える問題に耳を傾け、解決策を探ることに努めた」という。
また、教育や経済に集中した政策も効果的だった。
「1977年に米国に移住してから、公教育を通じて二人の子どもを育て、子どもたちはそれぞれエンジニアと弁護士になった。
これが『アメリカンドリーム』の重要な部分だったので、公教育は絶対に放棄できない」と語る。
「オバマ大統領が韓国の話題に頻繁に言及したため多少は状況が変わったが、
いまだにサムスンやLGを日本企業だと思っている米国人は多い」。
カン市長は「今でも韓国といえば戦争や孤児というイメージが思い浮かぶという。
韓国を代表する国家ブランドを構築する必要がある」と話した。
記事入力 : 2011/03/29 13:02:12
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