11/03/27 21:02:00.50
「兄弟の苦しみと同じ」 台湾の企業が被災地へ寄付
東日本大震災を受けて多くの日本人が抱いた思いは、外国人の胸にも込み上げている。
台湾の製薬輸入販売会社「順仁西藥行」が、取引先の「佐賀製薬」(本社・基山町)を
通じて100万円を被災地に寄付した。
佐賀製薬に1枚のファクスが届いたのは震災から1週間がたった日のこと。順仁西藥行の
張秋財会長(64)から「100万円を贈るので、佐賀製薬の名前で寄付して欲しい」
という内容が記されていた。同製薬の村山シゲ子常務は「30年の付き合いがあるから
こそ。誰にでもできることじゃない」と感心する。
順仁西藥行は、点眼薬を製造している佐賀製薬から年間約10万個の目薬を輸入。
東北地方との取引はないが、張会長らは7年ほど前に観光に訪れたことがあるという。
従業員は15人。決して大きな企業ではないが、「地震による日本の困苦は、自分の
兄弟が苦しんでいるのと同じ」と支援を申し出た。電話取材に応じた張会長は「テレビで
毎日震災の報道を見ている。台湾からも応援しています」と話した。
思いを込めて日本語でしたためたファクスの最後はこう結ばれている。「天佑(天の助け)
日本国 日本人頑張て」。
佐賀製薬に届いた順仁西藥行からのFAX
URLリンク(www.saga-s.co.jp)
佐賀新聞 2011年03月27日更新
URLリンク(www.saga-s.co.jp)