11/03/14 02:12:11.34
[Why] [NHKソウル特派員木村の南山展望台]韓・日'独島問題'番地数が違うよ
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2月22日は'竹島の日'だ。 ところでいざこの日が「竹島の日」と知っている日本人は殆どいない。2月22
日が何の日なのか突然に周囲の日本人に尋ねればすぐに分かる。韓国に住んで、報道に接して初め
て「そういえば…」と気づくことになる。この日に日本で挙国的に竹島の領有権を主張すると考えるのは
幻想、でなければ妄想に過ぎない。「竹島の日」は日本という国家ではなく島根県が制定したものだ。
今年のトピックは「本籍地移転」だった。日本人69人が竹島に本籍を移したと報道されたのだ。ところで、
「日本固有の領土」と主張してはいるものの実際には一歩も足をふむことはできない場所に本籍を移す
ことができるのだろうか? 竹島が「属するという」島根県隠岐の島町のサイトを訪問してみた。
「郵便番号685-0000島根県隠岐郡隠岐の島町竹島官有無番地」、これが竹島の住所だ。「無番地」と
されていると当然番地は付けられるはずもない。その他に竹島が歴史的、国際法的に固有の領土とい
う説明がある。ところで驚いたことは島根県が韓国による竹島の実効支配が既定事実化されて韓国領
になるのを憂慮して、日本政府に領土権確立を要求して陳情を繰り返してきたが、政府には担当窓口
がなくて、今まで一度も回答を得られずにいるという点だった。日本政府は「強奪の野望」どころか消極
的な対応のためにかえって催促されているのだ。
1960年代、韓・日国交正常化交渉の過程で竹島は最後まで残された難題であった。「爆破させてなくせ
ば問題もなくなる」とまで考えられたこの島は、領有自体が体面に直結するのでより一層解決が難しか
った。その時出てきたのが「解決しないということで解決したと見なす。 したがって条約では言及しない」
という妥協案だった。この「解決法」は単純な保留、詭弁という批判を受けることもできない体面のため
に実利を失うことを避けることにした政治的な知恵とも言うことができる。利益を最大化しながら利害を
調節する技術こそ政治の役割の中の一つだと言うことができる。
今度は独島(トクト)が属する慶尚北道(キョンサンブクト)鬱陵郡(ウルルングン)庁のサイトを訪れてみ
た。光復(解放)後「李承晩(イ・スンマン)ライン」を設定して、独島の実効支配をしてきた韓国は、1982
年に天然記念物第336号に指定した島に大きく「韓國領(韓国領)」と刻んで色々な施設を建設して1個
小隊規模の警備隊を常駐させている。日本の巡視船などの侵入を防ぐために24時間体制で警戒して
いるという。詳細な説明はないが警察官ら6人が劣悪な勤務条件下で事故などで殉職したと出ている。
70・80年代は表面化しなかった竹島問題だが、1996年に接岸施設建設を巡って対立が表立った。1999
年に締結された漁業協定では竹島問題を保留する妥協案として「暫定水域」を設定、漁場を共同利用
することにしたが、事実上韓国の領海水域になって日本漁船は近付けずにいる。以後、灯台設置、切
手発行、テレビ中継実施などとそこに対する日本政府の抗議で韓国内では独島に対する問題意識が
しばしば喚起された。独島守護を訴える団体がいくつも誕生して、日本の本籍に該当する登録基準地
を独島に移す人が増えているのはすでに知られたことだ。独島に登録基準地を置く人の数を鬱陵郡庁
に確認したところ、2月22日現在で2246人という。竹島が「無番地」である反面、独島にはキム・ソンド氏
夫婦が住む「山独島里20番地」と警備隊が常駐する「30番地」がある。
今の状況は韓・日両国の政治が利害を調整する役割を放棄しているようだ。住めない所に本籍を移し
て、競うようにその数を増やすことが国を考えるということだろうか? 漁場確保という利害調整はもち
ろんだが、竹島問題は現実感なく両国民に無駄に悪感情を抱かせているという事実がさらに深刻だ。
韓・日間で過去には確かに存在していた「知恵」は今どこに消えてしまったのだろうか?
ソース:朝鮮日報(韓国語) 入力:2011.03.12 03:02 /修正:2011.03.13 03:05
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