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第11期全国人民代表会議第4回会議の記者会見が行われ、中国外交部の楊潔チ部長が中国の対外政策
と対外関係について記者の質問に応えた。8日付けで新華社通信が報じた。
記者会見では、東シナ海ガス田開発問題や尖閣諸島問題において、日中両国の見解が一致せず、多くの
問題が存在していることについて質問が寄せられた。
楊潔チ部長は、「わが国は東シナ海を『平和・協力・友好の海』とすることに多くの利点があると考えている。
わが国は今後も日中両国の東シナ海問題において、原則としてこの共通認識の立場を維持することには何の
変更もない」と回答。
さらに、東シナ海の共通認識を確実なものにするうえでいささかの矛盾も存在すると認めたうえで、「われわれは
双方が日中両国の戦略的互恵関係という立場から出発することで、微妙な問題も適切に解決でき、基本的
共通認識を得るための良好な条件と空気か作られると考えている」と述べた。
一方で楊潔チ部長は、「中国政府の尖閣諸島問題での立場は一貫して明確だ。尖閣諸島問題は非常に
敏感な問題で慎重に処理する必要があり、われわれはすでに日本に対し、2010年に発生したような事件の再発
防止と、日中関係の維持を再三要求している」と主張した。(編集担当:畠山栄)
サーチナ
2011/03/09(水) 07:31
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