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【北京時事】
中国の楊潔◆（竹カンムリに褫のつくり）外相は７日、北京の人民大会堂で記者会見し、
６日に辞任した前原誠司前外相について「われわれは何度も会談し、中日戦略的互恵関係の改善・推進で重要な共通認識に達した」とした上で、
「後任が誰であろうと、日本の外相と良好な関係を維持したい」と述べ、外相交代が両国関係に影響を及ぼさないとの認識を示した。
尖閣諸島問題について楊外相は「中国の立場は一貫しており明確だ」と言明。
「極めて敏感な問題であり、慎重に処理しなければならない」とけん制するとともに、
昨年の漁船衝突のような事件を再び起こさないよう日本側に要求した。
さらに楊外相は「われわれは日本の指導者が最近、中日関係について発した重要かつ積極的なメッセージを注視している」と指摘。
「今年は中日関係改善・推進のカギとなる１年だ」とも述べ、漁船衝突事件で悪化した両国関係の修復に強い意欲を示した。
温家宝首相が５月、日中韓首脳会談に出席するため訪日することも明らかにした。
また東シナ海ガス田の共同開発問題に関しては、「（共同開発をめぐる日中合意の）立場にいかなる変化もない」と語ったが、
今後の協議の進め方などには言及しなかった。
一方、中国各地で民主化要求集会が呼び掛けられ、国内が緊張しているとの見方について「私はいかなる緊張も感じていない」と強く否定。
集会を取材した外国人記者が中国当局に一時拘束されたことに関して「中国の法律・法規を守ることを望む」と述べ、
警察が外国人記者に暴力を振るったことはないと強調した。
ソース 時事通信 2011/03/07-13:46
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