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工場爆発でアンモニア大量噴出…悪臭強烈・帰宅ためらう住民も＝浙江
浙江省温州楽清市で26日午後9時ごろ、化学工場で爆発が発生した。
爆発にともない、大量のアンモニアが大気中に噴出した。
現場は強烈なアンモニア臭に包まれた。消火活動が終わっても、
なかなか帰宅しようとしない住民がいたという。中国新聞社などが報じた。
爆発の衝撃で、周辺の多くの民家で窓ガラスなどが砕け散った。
工場内は作業中で、少なくとも作業員2人が負傷したとされる。
工場は染料などを生産しており、ボイラーの爆発で工場施設が破壊され、
大量のアンモニアが大気中に噴出した。強烈な臭気が発生したため、現場近くでは、
顔に濡れタオルをあてがいながら消火活動の様子を見守る、関係者とみられる人の姿もあった。
事故発生を受け、現地当局は周辺住民を誘導して避難させた。
消火活動が終わった翌27日午前8時ごろになっても、100人以上の住民が、帰宅しようとしなかった。
消防はアンモニアの影響を薄めるため、27日午前も放水を続けた。
現地行政の環境保護局は爆発事故発生後、現場周辺の大気を測定し、
噴出したアンモニアについて比較的早い時点で「刺激臭を感じるが、人体には無毒」と宣言した。
同宣言について「一定濃度以上のアンモニアが有害であるのは、よく知られた事実」、
「住民が逃げだすほどの濃さだった」、
「事態を収拾するためのうそ。住民保護をないがしろにしている」などの批判が続出した。（編集担当：如月隼人）
ソース：2011/03/01(火) 17:21:08 [サーチナ]
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