【社説】九州が中国の巨大市場に挑むためには[02/25] at NEWS4PLUS
【社説】九州が中国の巨大市場に挑むためには[02/25] - 暇つぶし2ch1:九段の社で待っててねφ ★
11/02/25 12:50:40.15

 中国の存在感が一段と高まっている。好むと好まざるとにかかわらず、九州との関わりが強まるのも
避けられない。ならば積極的に商機を探してみるか。
 九州経済調査協会は今年の九州経済白書のテーマとして「訪日外国人観光」を選んだ。海外から
もっと九州に観光に来てもらいたい。それが地域経済を活性化させる。ならば、そのための課題は何か。
これまでの流れを踏まえて整理した。
 九州観光の今後は、人口約13億人の中国抜きに語れない。むしろ、中国人観光客をいかに呼び
込むかが眼目といえる。
 ただ、現状を見れば、中国での九州の知名度はまだまだ低く、対応も手探り状態のところがある、
と白書は指摘する。
 中国とどう付き合うか。観光など国内需要を中心としてきた産業より先に、これに取り組んできたのが
製造業である。
 だから幾多の失敗、成功事例がある。現在進行中のものもたくさんある。
 過去の教訓に学ぶことは最初の一歩である。さらに、いま中国で奮戦中の人たちから生の情報を
得ることも大きい。
 これらの情報を整理し、中国市場に食い込むための戦略を練り、関係者全員が共有する。これが
次の段階になる。
 ところが、国全体で見ても、日本はここがうまくいっていない、と大阪市で工場排水処理装置などを
製造する大和化学工業の土井潤一社長は言う。
 土井さんは昨年11月に放映されたNHKスペシャルのシリーズ「灼熱(しゃくねつ)アジア」第4回の
主人公だった。世界の工場となった中国で深刻化する環境汚染に大きな可能性を見いだし、中国で
韓国企業などとしのぎを削る町工場の社長である。
 九州経済産業局が福岡市に招いて、放送後の取り組みを聴く機会を設けた。
 土井さんは官の縦割りも問題の一つと指摘する。例えば、環境産業育成で経済産業省と環境省が
別々に政策を展開し、得た情報も囲い込む、といったことだ。
 国や都道府県、市町村の関係も似たところがある。貴重な情報がどこかに埋没し、共有の財産として
生かされない。
 土井さんは、中国にある日本貿易振興機構(JETRO)の事務所などに事業の進み具合を小まめに
連絡する。これで新しい情報も得やすくなるという。こんな民による官の活用術も披露した。
 中小企業はもっと広く手を結んでいこう、と訴えるのが、高機能の各種ポンプを国内外で販売する
本多機工(福岡県嘉麻市)の龍造寺健介社長である。
 龍造寺さんは日刊工業新聞社が福岡市で開いた講演会の登壇者の一人だった。本多機工は、
九州大や九州工業大の大学院で学んだ留学生を積極的に採用し、中国市場の開拓では欧米の
同業メーカーとの協力も積極的に進めているという。
 一人の努力も重要だが、それには限界がある。変な縄張り意識を捨てて連携の輪がつくれるか。
「九州は一つ」になって巨大市場・中国に挑めるか。そのためにもっと発想や行動を変えていきたい。


ソース    西日本新聞朝刊 2011/02/25
URLリンク(www.nishinippon.co.jp)



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