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今月三日には五人そろって来日、解散の危機を乗り越えたかにみえたK-POP女性五人組グループ「KARA」だったが、KARA騒ぎ
では終わらなかった。
「メンバーのうち三人が、所属するDSPメディアに対して十四日、正式に“専属契約無効”を求め提訴しました。『月給が一万円』
など待遇面が主な理由ですが、事務所は全面否定。言い分が大きく食い違い、裁判の長期化は必至で、活動も難しくなるとの
見方です」（芸能デスク）
先月十九日に勃発した騒動はさらに飛び火。造反組の一人、スンヨンの父親も、「リーダー（ギュリ）の責任感のなさが原因だった
ようだ。時間が経つにつれ意思の疎通がうまくいかなくなり、このような事態に発展した」とテレビを通じて非難している。
昨年八月に日本デビューを果たした「KARA」は、セクシーなヒップダンスを取り入れ、たちまち大人気。十一月に出したシングル
「ジャンピン」は、YouTubeで三百二十万という驚異的なアクセス数を記録した。それだけに、日本の所属レコード会社「ユニバーサル
ミュージック」も落胆の色を隠せない。
「同社では、今年の音楽界の顔になる、と彼女らを中心に、韓国の歌手たちのためにワンフロアーを当てていたほど期待していた。
“金のなる木”が途中で折れそうになっているわけですから、そのショックは大きい」（音楽関係者）
当初は「解決すれば、騒動が逆にいい宣伝になる」と楽観視していた日本の芸能界も、裁判沙汰にまで発展したことで、密かに
動いていたという。
「提訴した三人の親を後押ししている人物がいる。日本の芸能界からも、その人物に手を引くよう働きかけたそうですが、韓国では
勝手が違い、結局、諦めたと聞きます。ユニバーサルもすでに少女時代にシフトを切り替えつつあります」（芸能関係者）
DSPの東京事務所も、「電話の呼び出し音がそれまでKARAの曲だったのが、提訴後、急にレディー・ガガに変わっていた」（前出・
芸能デスク）とすっかり匙（さじ）を投げた様子。
「KARAはすでに決まっている仕事だけをこなす予定で、三月二十日の大阪USJでのイベントが、現メンバーでの日本最後の仕事
になると見られています」（テレビ関係者）
これKARAどうするの？
ソース（週刊文春2011年3月3日号「THIS WEEK 芸能」）
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