11/02/18 02:24:52
九州大は17日、福岡市をはじめとする西日本各地の上空で2月上旬、約1週間にわたってかすみがかかった状態が続いたのは、
中国から偏西風で流されてきた大気汚染物質が原因の可能性が高いとする見解を発表した。
九州大の竹村俊彦准教授(気象学)が福岡市の大気中の微粒子を測定した結果、粒が比較的大きい黄砂や火山灰などでは
なく、硫酸塩やすすなど小さな粒子が主体と判明。竹村准教授は「中国の工場などから排出された大気汚染物質が偏西風で
運ばれてきたと考えられる」と説明した。
九州大によると、通常は晴天時に肉眼で見通せる「視程」が約20キロメートルに及ぶが、3~9日は最低で福岡、広島、大阪が
5キロメートル、那覇が4キロメートル、長崎県の福江島が3キロメートルにとどまった。
竹村准教授は「ここ数年は春に同じ現象が起きているが、1週間も続いたのは初めてではないか。西向きの風が吹き、雨が
ほとんど降らなかった影響だろう」と分析した。
ソース(日本経済新聞・共同通信)
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