【論説】「二島どころか今やゼロ島」という日露交渉の異常性…関与する鳩山氏の存在、これは「二島」決着への許しがたい陰謀か?[2/15]at NEWS4PLUS
【論説】「二島どころか今やゼロ島」という日露交渉の異常性…関与する鳩山氏の存在、これは「二島」決着への許しがたい陰謀か?[2/15] - 暇つぶし2ch1:諸君、私はニュースが好きだφφ ★
11/02/15 23:01:11
 メドジェーベフ大統領による「北方領土政策」は、大統領自身による国後島視察、閣僚級の視察などが繰り返される中、
菅首相が「暴挙」という言葉を使ったことに猛反発を見せる中で、外相会談が行われました。日ソ国交回復から半世紀以上、
この間の日本の対ソ連、対ロシア外交は漠然と「四島返還」を模索してきましたが、その大前提としてあったのは「歯舞・色丹の
二島」については、ロシアは「いつでも返してくれる」という理解でした。

 この「二島ならいつでもオーケー」という前提は、1956年の鳩山一郎の日ソ共同宣言に「二島返還で平和条約」という形で
ハッキリとうたわれていました。これに対して「四島返還」を大前提とすることで平和条約を先送りする、あるいは裏返して言えば、
平和条約を先送りすることで四島返還の可能性を消さないというのが、自民党政権のこの問題に関する骨格であったのだと
思います。例えば2002年の鈴木宗男氏の失脚劇は、同氏がこの「自民党の申し送り事項」に背いて「二島先行返還論」に
突っ走ったことが自民党の中枢に危機感を持たせたからだと私は見ています。

(中略)

 そうした状態が長く続いたにも関わらず、「二島だけでイイよ、と言いさえすれば二島はいつでも返ってくる」というのが、自民党だけ
でなく日本の政界全体の理解でした。現在進行している事態は、その大前提が崩れているように見えます。まるで歯舞、色丹まで
ロシアは握って離さないようにも見えるのです。「二島どころかゼロ島」ともいうような何とも異常な事態です。前原外相は、「菅首相の
『暴挙』発言」に対するロシアのラブロフ外相による非難への切り返しとして、これは国民の総意だと大見得を切りました。一方で、
ロシア側は揚陸強襲艦をこの地域に派遣するとか、国後択捉開発には中韓の資本を歓迎するというのですから穏やかではありません。

 とにかくイヤなムードなのですが、政治的に考えてみると現状はある意味で「興味深い状況」だとも考えられます。もう少しロシアが
押し続けて、日本が更に反発を示すような事態が続き「本当にゼロ島返還になるのでは?」という恐怖や怒りが増大すると奇妙な
条件が整うからです。「もしかしたらゼロ島では?」という雰囲気が十分に醸成されたあとで、「ロシアが二島すなわち歯舞・色丹の
返還」を口にするとどうなるでしょう? ロシアのメドジェーベフ政権に対する日本のイメージは一気に「好転」します。同時に日本の
その時点の政権も「ゼロ島返還という危機を押し戻して二島を取り返した」というイメージを発生させることが可能になります。

 そのムードは日本の世論にとっては、過去54年間にわたって日露の懸案であった「平和条約締結」を受け入れる環境を整えること
にもなります。日本のその時点の政権にとっては、相当な浮揚ファクターにすることができるでしょう。同時にメドジェーベフ政権としても、
次回のロシア大統領選を2012年3月に控えて「重要な国後・択捉の領有権を日本に認めさせた」ということは、外交的・政治的な
得点になり得ます。プーチン再登板期待論をはね返すだけの材料になるかもしれません。

 私は民主国家の政治において、陰謀説は事前事後の解説共に避けるべきだと考える者ですが、ここまで当事国双方の政権当局
に「うま味」のある話だと、もしかしたらという勘ぐりをしたくなってしまうのです。日ソ共同宣言当時の鳩山一郎首相の孫である由紀夫氏
が首相退任後も日露外交に関与していることも、全くの偶然とは思えません。そうだとしたら、これは許しがたい陰謀なのでしょうか?
たとえ裏で話ができているのでなくても、仮にこのまま「ゼロ島」というムードが続いた場合には、事態打開のために何らかのトップ交渉で
「二島」となり、更には平和条約に進むという可能性は否定できません。仮にそうなったとしたら、それは「四島」を放棄する屈辱的な
決定になるのでしょうか? 

(以下略。全文はソース元でどうぞ)

ソース(ニューズウィーク日本版、「プリンストン発 新潮流アメリカ」 冷泉彰彦氏)
URLリンク(www.newsweekjapan.jp)


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