11/02/13 13:28:58
昨年5月、フィリピン大統領選挙を取材したときの話だ。
首都マニラ市内の中心にあるマカティ高校の投票所を視察し、ホテルに戻る途中、
厚化粧に超ミニ姿のフィリピン人女性2人がわれわれの方に近づき、よく分からない韓国語を繰り返した。
「パグ○○チュンウォン」
どういう意味かと尋ねると、女性たちはセックスを意味する身振りをしながら「1000ペソ(約1880円)」と言った。
誰かは分からないが、韓国人がフィリピンの売春婦にそのような身振りと共に韓国語の「1000(チョン)ウォン」を
「chunwon」と書いて見せ、それが広まって「チュンウォン」と発音するようになったとみられる。
白昼、マニラの中心街の高校から歩きでホテルに向かう途中、20分程度の間、
同じような売春婦のグループが3、4回現れ、韓国語を話しながら付きまとってきた。非常に驚いた。
しかし、さらに驚いたのは、売春婦たちが話し掛けてきた道路の両側には、
しっかりした建物に韓国語で「○○語学院」「XX英語」と書かれた看板がびっしりと並んでおり、
韓国からやって来た多くの10代、20代の学生たちが、このような環境の中で勉強しているという事実だった。
現地に住むある韓国人に「このように売春婦が多い場所にある語学学校に、なぜ多くの学生たちが通っているのか」と尋ねると
「韓国の親たちが一度でもこの様子を見たら、すぐにでもわが子を連れて帰るだろう」と話した。
現地の無責任な公務員や語学学校関係者たち、このような事情を知らない韓国の親たちが子どもたちを放置している間に、
英語を学びに来た韓国の男子学生が「トラブル」を巻き起こすケースも急増している。
現地ではコリアン(韓国人)とフィリピノ(フィリピン人)を合成した「コピノ」という単語が生まれ
「捨てられた子どもたち」という意味で通用するほどだ。
先週、ある番組が報じたコピノの実態を見たところ、フィリピン国内のコピノは7‐8年前に1000人だったのが、
今は1万人を超えているとのことだ。コピノの父親は、ほとんどが10代後半から20代前半の韓国人留学生だという。
一部の男子学生は、フィリピン人の恋人と付き合うと英語が早く上達するという大義名分の下、
遊興業者の従業員や女子学生と一緒に暮らすケースも多く、相手が妊娠するやすぐに逃げ出す。
一人の男子学生が複数のフィリピン人女性を妊娠させたケースもある。
このような男子学生たちに簡単に捨てられてしまったコピノやその母親たちが急増する中、
フィリピンでは反韓感情が急激に高まっている。
コピノの父親たちを追跡して「婚姻詐欺姦淫(かんいん)罪」で処罰すべきだと思われるが、
2009年11月に違憲との決定が下され、この条項で処罰することはできなくなった。
現地の公館や韓国人団体、韓国の人権団体が立ち上がるべきではないだろうか。
現地で被害者たちに会い、コピノの父親たちの身分情報や経歴をできるだけ多く集める。
これを受けて、韓国では逃げた父親たちを探し出し、慰謝料や養育費を受け取って(フィリピンに)送る。
コピノの父親たちには出入国制限など、各種の行政的不利益を与えるべきだ。
そしてコピノの無責任な父親たちだけでなく、その保護者や彼らに無関心な韓国社会も、
コピノとその母親の苦痛から目をそらす共犯者だということを、切実に認識すべきだ。
記事入力 : 2011/02/13 11:58:02
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