11/02/24 22:00:43.82 5RCLsLNh
>>835 論旨がよくわからない。
①国防総省で局長をやり、後には駐支那米軍司令官になった
ウェデマイヤーの回想録(邦語訳あり)によれば、軍部で対日融和策
を考えると、ルーズベルト大統領はいつも横槍を入れて邪魔をした、
との意の記述があった。
②ルーズベルトは、もともと欧州戦線で対英協力を考えており、またアジアでは
日本が次々と領土を拡大してゆくため、対日戦争を切望していたのだが、
戦争不参加の世論が強いため、手を出すことができなかった。
③日本の仏印進駐を期に、ルーズベルトは、対日石油禁輸、くず鉄禁輸に踏み切った。
日本は危機感を持ち、近衛内閣は対米交渉に生命をかけた。
しかし、ルーズベルトは、日本をあやしておけ(baby along)といって、のらりくらりと
時間を稼いで戦争準備をすすめ、日本側の焦燥を誘っていた。
④最後に、支那大陸から完全に手を引けというハルノートを日本に突きつけた。
進退窮まった日本は戦争に踏み切らざるを得なかった。
ただ最近になって、米国は、満州地区は含めない、との意図があった、との米側報道があり、
これに対して、存命中だった佐藤賢了(もと軍務局長)は、満州が除外されていることを
知っていたら戦争なんぞしなかった、と新聞で述べている。
日本側は、早とちりして絶望感に襲われ、戦争に踏み切ったのだ。
もうすこし交渉を続けて「中国大陸」の意味するところを確認すべきだった。
⑤ルーズベルトは日本海軍の不審な行動を知らされていたが、無視し、
ハワイの太平洋艦隊に知らせることを禁じた。日本に先に手を出させるためだ。
真珠湾攻撃を受け、米国世論は沸き立ち、反戦から応戦へと瞬時に逆転した。
ただ、真珠湾の被害の大きさは、ルーズベルトの予想を超えていたようだ。
日本と三国同盟を結んでいたドイツ・イタリアに対して宣戦布告し、
願望していた欧州戦線へ参加することが実現した。
⑥往時の米国の外交・世論操作の巧みさに驚かされる。
また、軍事力を背景にした外交には余裕があることを痛感する。