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中国では、北部を中心に干ばつの被害が広がっており、軍などが人工的に雪を多く降らせるなどしていますが、効果は限定的で、
中国政府は対策を急いでいます。
中国では、北京や山東省、河南省など北部を中心に4か月近くにわたってまとまった雨が降っておらず、干ばつの被害が広がって
います。このため、9日夜から10日未明にかけて、軍の部隊などが、雨や雪を降りやすくさせる化学物質を入れたロケットなどを
上空の雲に向けて発射しました。また、飛行機からもこうした化学物質などを散布し、この結果、北京ではことし初めての雪と
なったほか、山東省などほかの地域では雨が降りました。しかし、いずれも降雨量は数ミリ程度にとどまり、干ばつの被害を食い
止めるまでには至っていないということです。中国農業省によりますと、干ばつの影響で、山東省や河南省などあわせて8つの省で
小麦の被害が出始めているということで、かんがい施設を整備するなど対策を急いでいるとしています。
NHKニュース: 2011年2月11日 4時33分
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