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■火災2500件、重度汚染…爆竹の「暴発」を放っておいていいのか?
中国では旧正月を迎えるにあたって爆竹を鳴らすという風習があるのは
良く知られているが、今年は大晦日に当たった2月2日だけで全国で2500件
以上の火災が発生し、一部の都市では重度の大気汚染が報告されたという。
このような事態に際し、爆竹の是非を問う声も大きくなっているようだ。
鳳凰網は野放し状態の爆竹や花火についてもう一度見直すべきだとする
評論を掲載した。
文章では、中国人の伝統観念からすれば正月に爆竹を鳴らさないのはムードに欠ける、
ということについては理解を示しつつも、かつての爆竹と「まるで戦場にいるような」
現在の爆竹や花火では危険性や中毒性が全く異なると指摘。
かつてのたしなみある爆竹に比べ、現代のものは「悪意ある膨張ではないか」として、
法律で「適量」を定めないことへの不満をあらわした。
また、1993年ごろに爆竹が一度禁止され、2007年ごろに再度解禁された経緯が
あることに触れ、禁止前には「過渡期」があったことを紹介した。
「過渡期」には爆竹の規模や実施場所などについて政府が規定を行なっており、
火災などの事故を効果的に防ぐことができたはずであるにもかかわらず
「どうしてこの政策が続けられなかったのか」と疑問を投げかけた。
そして、禁止と全面解禁を経て、大きな火災や事故が発生するようになった今日の
爆竹事情について「政府や市民は再度爆竹の量や場所を制限する法規の可能性に
ついて考え直すべきではないか」と訴えた。
公安部が4日発表した情報によると、2日は午前0時から午後8時までの間に全国で
2512件の火災が発生、約9600万円の被害が出たという。
また、江蘇省南京市では3日午前0時の大気汚染指数が上限値を突破する
「重度汚染都市」レベルを記録したと伝えられた。
2011/02/07 11:33
■ソース :サーチナ URLリンク(news.searchina.ne.jp)