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【ウラジオストク共同】ロシアが北方領土・国後島の古釜布(ロシア名ユジノクリーリスク)港で
建設していた新たな岸壁が完成し、北方領土とサハリンを結ぶ貨客船「イーゴリ・ファルフトジノ
フ」(排水量4575トン)が5日、試験入港で初めて接岸した。事務手続きが整い次第、運用開始
される予定。
新たな岸壁の完成によって国後島への人や物資の輸送能力が高まることで、ロシアの北方
領土でのインフラ整備が進み、実効支配が強まる可能性がある。
建設会社によると、新たな岸壁は長さ135メートル、深さ8メートル。タス通信によると、喫水
6・5メートルまでの船が古釜布港に入港可能となる。これまで未整備だった同港では、イーゴリ
・ファルフトジノフなど比較的大きな船は、港の沖合に停泊し、乗客や物資ははしけ船が港まで
運んでいた。
新たな岸壁は、ロシア政府の北方領土を含む千島列島の社会経済発展計画の一環として
9億ルーブル(約25億円)を投じ昨年12月に完成。昨年11月に国後島を訪問したメドベージェフ
大統領をはじめ、その後、同島を訪れたロシア要人もこの岸壁を視察していた。
ソース 西日本新聞 2011年2月6日
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