11/02/04 20:46:24
★ロシア 国防相も北方領土訪問
ロシア政府の代表団が今週訪問したばかりの北方領土を4日、ロシアの国防相が視察に訪れ、
日ロの外相会談が来週行われるのを前に、北方領土はロシアの領土だとする立場を改めて強調しました。
北方領土を訪れているのは、ロシアのセルジュコフ国防相で、4日、
択捉島と国後島のロシア空軍の基地や砲兵師団などの駐留部隊を視察しました。
ロシア軍は、北方領土周辺など日本に近い太平洋の軍事力を強化する計画を進めており、
国防相みずから北方領土を訪れることで、軍事面でも重視していく姿勢を示した形です。
北方領土を巡っては去年11月、メドベージェフ大統領が国後島を訪れて以降、
ロシア政府高官の訪問が相次ぎ、今週にはロシア政府の代表団が視察に訪れ、
海外の投資も呼び込みながら島の開発を長期にわたって進める方針を示したばかりでした。
ロシア政府としては、来週、前原外務大臣がモスクワを訪れて行われる日ロの外相会談を前に、
ロシア政府の代表団に続いて国防相も派遣することで、
北方領土はロシアの領土だとする立場を改めて強調したことになります。
枝野官房長官は、記者会見で「わが国の立場とは相いれるものでは全くなく、大変遺憾だ。
このことを、きょう午後、外交ルートを通じて申し入れした。こうした行為が繰り返されていることは、
本当に重ねて大変遺憾なことだが、これに対してどう対応するのかについては、
外交的な駆け引きもあり、私が今の段階でコメントすべきではない」と述べました。
そのうえで枝野長官は「前原外務大臣のロシア訪問については、調整中だが、
あらゆる分野で日ロ関係を発展させるためには、
なるべく早い機会にハイレベルでの交渉協議をするのが重要だと思うが、領土問題も含め、
しっかりとした議論をできる場になるのかどうか調整している」と述べました。
ソース NHK 2月4日 16時3分
URLリンク(www.nhk.or.jp)