11/02/03 19:09:07
ドラマやK-POPのヒットで過熱する韓流ブーム。スターのグッズを売る店や韓国料理店が集中する東京・新大久保は、
訪れるファンの熱気に包まれている。
■女性、若者ら続々
ハングルの看板が目立つ街角に、行列ができる屋台がある。ホットクという韓国風お焼きや、真っ赤な見た目からして辛そうな
トッポギ(餅の甘辛炒め)など、韓国では定番の“屋台の味”に人だかりができる。
熱々のホットクを女性グループや制服姿の学生が頬張る。蜂蜜やあんこが入った薄めのお焼きは素朴な味わい。職安通り沿いの
「鐘路ホットク」の辛恩硯店長は「K-POP人気で若い人が増えた。週末は1000個以上売れます」と笑顔を見せる。
■ビジネスチャンス求めて
新大久保周辺は、バブル景気で隣の歌舞伎町に働きに来た外国人が住み始めて、エスニック系の商店も増加。新宿区によると、
大久保1、2丁目だけで、外国人登録者が5000人以上いる。
そんな街が一気にコリアタウン化したのは、2003年にドラマ「冬のソナタ」が放映されてから。「以前は中国やタイなど、いろんな国
の店があったんだけどね」と地元住民。職安通りと大久保通りに挟まれた一角は路地裏まで韓国料理店が並ぶ。韓国語を教える
学校もあり、文化に対する関心も高まっている。
韓国文化のイベントプロデュースを手掛ける佐野良一さんは「在日が中心のコリアタウンと違って、ここはビジネスチャンスを求めて
来日したニューカマーの街」と話す。首都ソウルの流行が次々と持ち込まれる街には、活気ある韓国のエネルギーがあふれている。
(夕刊フジ/SANKEI EXPRESS)
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■メモ 江戸時代、幕府の下級武士が住み、ツツジの栽培で知られた大久保。明治になると小泉八雲が居を構え、八雲の
記念公園や臨終の地の碑が残る。
ソース(イザ!・SANKEI EXPRESS) URLリンク(www.iza.ne.jp)
写真=韓国料理店が並び、買い物袋を提げた女性グループでにぎわう東京・新大久保の路地裏
URLリンク(prt.iza.ne.jp)
写真=ホットクやトッポギ(右下)が並ぶ屋台の店先。あんこやチーズ入りのホットクは日本人向けのアレンジという=東京・新大久保
URLリンク(prt.iza.ne.jp)