11/02/05 07:16:31 lc+68EpA
>>486
ふざけてるわけじゃなしに、よく考えたら
俺はイラク攻撃はものの筋道としては間違ってないと思っている。
アメリカに非があるという人が言うのはたぶん
「無い事の証明は悪魔の証明で不可能だから、大量破壊兵器がない事の証明を求めたアメリカはおかしい」という話でしょ？
けど、現実世界ではなんでもかんでも「悪魔の証明」といってたら何も進まなくなるから
ある一定レベルの確認作業をして無かったら現実的に無いと見なすという事が普通に行われている。
悪魔の証明という理屈を使えば税関でいくら調べても麻薬がない事を証明など出来ないわけだが
調べる行為は麻薬の流入を防ぐのに決して無意味ではない。
口蹄疫などの感染を防ぐために靴の裏を消毒液に浸しても悪魔の証明とか言い出せば靴の裏にウイルスがない事など証明はできない。
しかし、所定の消毒処置をしたなら現実的にはそれで安心と見なして良い。
イラクに関しても同様で攻撃される前に、上のような意味で
現実的に無いと保証されるだけの調査を積極的に受けていれば良かっただけのこと。
現在、「結局イラクには大量破壊兵器はなかった」と安直に言われるが、それこそ悪魔の証明という理屈を使えば
今でもイラクに大量破壊兵器がなかった事など証明はされていない。
しかし、それでも俺もイラクに大量破壊兵器はなかったという事で良いと思っている。
理由はアメリカが存分に調べてなかったという事実は、本当に大量破壊兵器がなかったと信じる根拠として充分だと思うから。
だからこそ攻撃される事を防ぎたかったらイラクは求められるままにあるがままを見せれば良かっただけだ。
そうすれば悪魔の証明をするぐらいの苦労をする事になったのはアメリカの方だ。
実際に無いものを見つけなければならないわけだからね。
本当にやましいところが無い者ならこのようにするのが本来自然な行為だ。
しかし、イラクはそれをやらなかった。
イラクが持っていたかもしれない大量破壊兵器に対して周辺諸国が持っていた不安を解消する事だって重要なことだ。
あの時点でイラク攻撃の優先度が高かったとは俺も思わないが、
イラクに攻撃されるだけの問題点がなかったとも決して思わない。