11/01/29 14:05:57
日本でも人気の韓国・5人組女性アイドルグループ「KARA(カラ)」の3人が所属事務所に専属契約の解除を通告した騒動は
収まりをみせない。 “黒幕”とウワサされた人物が表舞台に登場、事務所と双方で「法的措置を辞さない」と真っ向から対立。
5人体制での活動継続では合意したが、予断を許さない状況だ。突然の通告の訳はカネか、人間関係か、「人格を冒涜(ぼうとく)
された」からか。経緯を追っていくと韓国芸能界に巣くう特有の事情も浮かんでくる。(桜井紀雄)
■“黒幕”が表舞台に…「話が違う」とネットでバッシングも
「黒幕にされたからには表立ってKARAを助ける」。韓国のドラマ制作会社代表の男性が26日、こう告げ、契約解除を通告した
3人の後見人になることを表明した。
騒動の影の仕掛け人として韓国メディアに追われていた人物だ。メンバーのうちニコル(19)の母親と25年来の付き合いで、
「40億ウォン(約3億円)でグループを引き抜こうとした」とのウワサが持ち上がっていた。
代表は韓国・聯合ニュースの取材に「私が黒幕とは笑ってしまう」と「40億ウォン説」を否定しながらも「助けているのは事実。
他のメンバーの両親もよく知っており、アドバイスしてきた」と親との接触を認めた。
代表が表舞台に立たざるを得なくなった事情がある。業界団体の「韓国芸能制作社協会」が代表を名指しで「専属契約中の
芸能人を誘惑し、業界を混乱させる者には、法的対応はもちろん芸能界から追放する」と強硬姿勢を示し、メンバーに送った
メール内容まで公開したからだ。
メールには、《優秀なマネジャーと車も全て準備しているので、必要ならいつでもコール(電話して)。スタッフの連絡先を送ります。
マネジャーは補充するつもり。○○チーム長が活動全般の責任を負います》と引き抜きをにおわせる内容が記されていた。
しかし、事務所側が「黒幕への法的措置に着手した」と発表すると、後見人表明からわずか5時間後に後見人をとりやめ、
「私への名誉毀損(きそん)で法的対応を辞さない」と徹底抗戦を宣言した。
とはいえ、他の芸能業界団体まで「黒幕には断固として対処し、芸能界から永久追放する」と表明し、“白馬の騎士”のように
いったんは名乗りでたものの、代表にとっては不利な風向きだ。
《最初と話が違う》《事務所も被害者ではないか》。一方的に事務所の責任としていた契約解除通告側の説明と違う事態の
推移に、韓国のネットでは3人へのバッシングも噴き出している。
(中略)
■日韓ステージママ事情 「アイドルの寿命は短く…」
メンバーのうち、ハラは契約解除通告を撤回した際、事務所に「誤解があった。具体的内容を知らなかった」と説明したという。
関係者も韓国メディアに「親が主導したので、本人たちもよく分からない状態だ」と明かした。「一部メンバーの親の突出した行動」
とも報じられ、ギュリだけが最初から通告メンバーに入っていなかったことについて「ギュリの親が他の親と接触しなかったため」と
伝えられている。
(中略)
特に今回の騒動を主導したとされるニコルの母は、高級焼き肉店を経営。KARAの日本でのヒットとともに店が連日、日本の
テレビや雑誌に紹介されるようになった。
「韓国では特にアイドルの鮮度が短い上、低年齢化している。日本でのヒットを肌で感じ、何としてもこの時期に稼がないと、
との焦りが出たのではないか」(児玉さん)。ニコルの母は、聯合ニュースのインタビューに「アイドルグループの寿命は短い」と答えて
いたが、この言葉から本音がかいま見える。
(中略)
「自分たちは絶対、別れられない。KARAは5人でなければいけない」。メンバーたちは周囲にこう訴えているという。騒動が
長引けば、日韓のファンたち、そして本人たちが一番傷つくことになりかねない。
ソース(MSN産経ニュース)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)