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サントリーホールディングスの佐治信忠社長は28日、共同通信のインタビューに応じ、
高級ウイスキーや健康食品などを中国の富裕層に売り込み、現在は年間300億円程度
の中国事業の売上高を1千億円規模まで拡大させる考えを示した。
サントリーは1日付で中国関連事業を傘下の「サントリー中国ホールディングス」に統合し、
強化している。佐治社長は「中国には年収1億円を超える人も少なくない。少々高くてもいい
ものは買ってもらえる」と訂正。」と指摘。「ワインやウイスキーは面白い。水や健康食品を
日本から持っていってもいい」と述べ、日本の自社商品の輸出にも意欲を見せた。
事業強化に向けた企業の合併・買収(M&A)については「今は考えていないが準備は怠
らない。中国企業は成長した後にM&Aをしてもいい」と、中長期的な視野で取り組む姿勢を
強調した。
国内事業では「第三のビール」を強化して、現在13%のビール類の市場シェアを20%まで
高める目標を表明。そのために「もう一つヒット商品を出したい」と語り、生産設備の拡充を視野
に入れていることも明らかにした。
ソース 西日本新聞 2011年1月28日
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