11/01/28 20:24:40
日本固有の領土でありながら、中国が領有権を主張している尖閣諸島(沖縄県石垣市)の
教科書表記について、高木義明文部科学相は28日の参院本会議で、「尖閣諸島を含むわが
国の領土領域を正確に理解させるためには、今後の不断の見直しを行う中で検討する」と述べ、
表記の実現に前向きな姿勢を示した。自民党の有村治子氏の質問に答えた。
高木氏は「現在の学習指導要領および解説においては、わが国の領土領域に関し、北方
領土および竹島という領土問題を中心に取り扱っており、領土問題が存在しない尖閣諸島に
ついては取り上げていない」と説明。その上で「学習指導要領やその解説は不断に見直し、
改善に向けた検討を行うことは必要だ」と述べた。
昨年10月29日の衆院文科委員会で高木氏は尖閣諸島について「わが国の領土である
ことを明確に書くべきだ、という意見をしっかり受け止め、反映していきたい」と表明。この日
の質問で有村氏は「日本の領土がどこからどこまでなのかを、将来を担う子供たちに正確に
教え伝えることは大事なことだ」として、学習指導要領や解説書の早期の改定を求めた。
現在の教科書では尖閣諸島について「沖縄県の尖閣諸島」といった記述や地図上の色分け
で日本領であることを示す例が多い。尖閣諸島には「領土問題は存在しない」というのが政府
の公式見解のため、あえて強調されてこなかった。
ソース msn産経ニュース 2011.1.28
URLリンク(sankei.jp.msn.com)