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中国の軍事情報メディア「鼎盛軍事網」は27日付で、「なぜ日本の国際イメージは世界トップなのか?」とする記事を掲載した。
米タイム誌が実施した「国家イメージ」の結果を受け、日本が世界的に評価されている理由を分析した。
タイム誌は56カ国に住む12万人を対象にアンケートを実施し、世界の主要20カ国の国際イメージをランク付けした。
トップは日本で77点を獲得。以下、ドイツ(72点)、シンガポール(71点)、米国(64点)の順で、中国は62点を獲得して第5位だった。
日本は2007年から4年連続で第1位だった。
「鼎盛軍事網」は、「中国のイメージの方が日本よりもよいとしたのは、中国とパキスタン人だけ」という米国における研究調査を紹介。
同調査によると、その他に調べた14カ国すべてで、日本のイメージの方が中国よりもよかったという。
記事は、「歴史問題や領土問題などから、中国人の日本人に対する評価は常に揺れている。
中国側は過去の日本軍国主義が中国に与えた傷を非難しているが、他の国には影響を与えていないようだ」と分析した。
現在の日本がイメージを高めている理由のひとつとして、中国および東南アジア諸国連合(ASEAN)の大部分の国などに
多額の援助を続けており、そのほとんどが無償援助であることを挙げた。
日本が世界から評価されるもう1つの理由として、日本の経済力や科学研究への積極的な姿勢を挙げた。
その土台にある教育レベルについて「初等教育の入学率は100%、中等教育の入学率は99.5%と世界トップ。
1911年の時点で、6年間義務教育の就学率は98%を達成。基礎教育の着実な浸透が民度の高い日本国民を作りだし、
経済発展へとつながったのだろう」と分析した。(編集担当:畠山栄)
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