11/01/28 10:02:30 t7SiZhwa
イシマタラ
古くは「石持てら」といった。イシマタラの発音は16世紀の三河地方の方言に由来する。
元亀3年(1572年)、武田信玄による西上作戦での12月の三方ヶ原の戦いにおいて、
小山田信茂隊は3500の投石部隊を率いて徳川軍の石川数正隊と戦端を切った。
徳川の惨敗に終わったこの戦いの後、三河地方の子供たちの間で小山田信茂を模した恐ろ
しい形相の面をつけ互いに投石する遊びが流行した。これがイシマタラの原型である。
これは徳川にとって不吉の遊びであるので、幕末にいたるまで厳しく弾圧されたが、
一部の山間部ではその風習が残り投石は声かけに変化して現在に至っている。