11/01/17 21:13:46
【ニューヨーク時事】中国の胡錦濤国家主席は、18日からの米国訪問を前に米紙ウォール・ストリート・ジャーナルと
ワシントン・ポストによる書面インタビューに応じた。16日の両紙(いずれも電子版)によると、胡主席はドルを基軸とする
現在の国際通貨体制について「過去の産物だ」と断定し、見直しの必要性を示唆した。また、緊迫が続く朝鮮半島情勢に
関しては、韓国と北朝鮮に対話を呼び掛けた。
国際通貨体制に関しては、フランスのサルコジ大統領もドル基軸制からの転換を主張している。中国も同調姿勢を明示
したことで、米国との間で議論が激しさを増しそうだ。人民元切り上げ問題については「インフレ抑制に役立つ」との米国の
主張を念頭に「インフレ問題は通貨政策を決定する主因にはならない」と述べ、調整を急がない考えを強調した。
南北朝鮮問題では「中国などの働き掛けにより、緩和の兆しが見られる」と評価。北朝鮮の核問題に関する6カ国協議の
再開に向け、南北関係の改善や当事国による「積極的な対応」を求めた。
jiji.com: 2011/01/17-08:44
URLリンク(www.jiji.com)