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記事入力 : 2011/01/06 11:06:56
特殊部隊兵力、北は南の10倍
韓国より優位と言われている北朝鮮軍の特殊部隊はこの4年間で8万人も増えたが、韓国軍の特殊部隊は逆に削減され、
現在は北朝鮮の10分の1にも達しないことが分かった。
韓国軍消息筋は5日、「韓国海軍哨戒艦『天安』沈没事件や延坪島砲撃事件を受け、北朝鮮の脅威をあらためて
検証したところ、特殊戦における戦力の南北不均衡が深刻なことが明らかになり、対策に苦心している」と語った。
政府・軍当局によると、北朝鮮の特殊戦兵力はこの4年間で8万人増の20万人に達する一方、韓国の特殊部隊は
2万人にもならない1万数千人程度であることが分かった。
特に、北朝鮮特殊部隊による韓国側陣地後方への侵攻に対処する3個特攻旅団のうち、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代に
推進された「国防改革2020」の兵力削減計画に基づき1個特攻旅団はすでに解散、2個旅団になっている。
1個特攻旅団は兵力約1200人からなる。北朝鮮はこの数年間、最前線地域から速やかに侵攻する軽歩兵部隊を
集中的に増強しており、これに対処する韓国の特攻部隊も増強しなければならない状況だが、逆に減っているのだ。
有事の際に北朝鮮で後方侵攻や戦略目標物の破壊などを任務とする陸軍特殊戦司令部は約1万人だと言われる。
韓国軍の特殊部隊は陸軍特殊戦司令部・特攻旅団、一部軍団や師団に所属する特攻連隊・特攻大隊(捜索大隊)、
海軍特殊戦旅団のUDT・SEAL、海兵隊特殊捜索隊、空軍航空救助隊・戦闘管制班(CCT)などからなる。
特殊戦司令部の場合も、少なくとも1000人が海外派兵常備部隊に指定され、基本任務から除外されているため、
効果的な対北朝鮮作戦や北朝鮮特殊部隊掃討作戦を展開するには、兵力増強や装備補強が必要だと指摘されている。
大統領直属の国防先進化推進委員会がこうした問題点を把握、特殊戦部隊の増強を建議したほか、軍当局でも
検討しているが、原論的なレベルでの言及ばかりで、具体的な増強計画はまだ提示されていない。
政府消息筋は「北朝鮮の特殊部隊による脅威だけでなく、テロなど、新たな安全保障上の脅威に対処するには、
特殊戦戦力の増強が不可欠。軍首脳部が事案の深刻さを認識し、早急に対策を立てなければ」と話している。
ユ・ヨンウォン軍事専門記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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