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記事入力 : 2011/01/06 08:03:51
大型銀行、破綻貯蓄銀行の救済買収を検討
今年の韓国経済のリスク要因として挙げられている貯蓄銀行の経営破綻をめぐり、大型銀行が経営不振の
貯蓄銀行を買収し、経営を正常化する案が検討されていることが分かった。
今回の動きは、不動産景気の低迷で貯蓄銀行のプロジェクト融資が焦げ付き、金融システム全体に悪影響を
与えることを防ぐのが目的だ。
しかし、金融当局が貯蓄銀行を適正に監督できないまま、責任を大型銀行に転嫁すれば、投資者に損害を与えかねないと
指摘する声も出ている。
金錫東（キム・ソクトン）金融委員長は5日、金融機関の賀詞交歓会に出席し、貯蓄銀行の破綻可能性について、
「既に市場を細かく観察しており、対策に関する決心を固めた」と述べた。
金融委関係者は「資産が200兆ウォン（約14兆8000億円）を超える大型金融持株会社が
資産規模2兆ウォン（約1480億円）に満たない貯蓄銀行を買収すれば、貯蓄銀行の経営正常化に役立つ。
KB、ウリ、新韓、ハナの四大金融グループが経営難の貯蓄銀行の買収を希望すれば、政府として積極的に協力する」
と語った。
金融委は既に主要金融グループとの間で、経営難の貯蓄銀行の買収について、事前の調整作業を進めているとされる。
李八成（イ・パルソン）ウリ金融持株会長は「金融市場安定に向け、貯蓄銀行1－2行の買収を検討している」と述べた。
ウリ金融は早ければ今年上半期に資産規模1兆ウォン（約740億円）以上の貯蓄銀行1－2行を買収する方向だ。
金勝猶（キム・スンユ）ハナ金融持株会長も同日、記者団に対し、「貯蓄銀行の破綻問題が市場のシステムリスクと
なっており、主要金融グループも問題解決に同調すべきだと考えている」と語った。また、魚允大（オ・ユンデ）KB金融持株会長も「金融市場安定の必要性が最近表面化している。貯蓄銀行問題の解決については、義務感を抱いて検討を進めている」
金融委は昨年末、国会政務委員会所属の議員を対象に非公開で説明会を開き、貯徳銀行の不動産プロジェクト融資を
構造調整を行わずに放置した場合、2011年中に貯蓄銀行5行が破綻危機に直面するとの報告を行った。
白宗勲（ペク・ジョンフン）朝鮮経済i記者
ユン・イェナ朝鮮経済i記者
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版
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