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米軍による朝鮮戦争の民間人犠牲者５千人以上
【ソウル４日聯合ニュース】朝鮮戦争当時、米軍による民間人犠牲者が５０００人を超えていたとする
国家機関の統計が初めて発表された。
「真実・和解のための過去事整理委員会」が４日に公表した報告書によると、
朝鮮戦争初期から１９５０年９月のソウル奪還まで、米軍による民間人犠牲事件１４１件を調査した結果、
４０９１人が死亡したと推定された。このうち、空中爆撃による犠牲者が３６０８人に達した。
また、ソウル奪還後も、米軍に関連する事件３１件により１２００人余りが犠牲になったことが確認された。
朝鮮戦争発生以降、少なくとも５２９１人の民間人が米軍により死亡した事実が、
国家機関の調査で把握されたことになる。ただ、今回は申請のあった事件に限り、調査が行われており、
申請されていない事件まで含めると、犠牲者はさらに増える可能性もある。
ソウル奪還後の３１件のうち、２１件は１９５１年１～２月に発生しており、
これらは避難民爆撃、地域爆撃、焦土化作戦のための爆撃によるものと把握された。
避難民爆撃で代表的なものは、江原道・洪川で発生した事件。３０００人余りの避難民に
共産軍が混ざっているとの米軍の判断により、数百人が空中爆撃で犠牲になったと報告書は伝えた。
また、地域爆撃、焦土化作戦用の爆撃は、北朝鮮兵士が隠れていると疑われる村への対応、
参戦した中国共産軍の主要補給路遮断の目的で行われたと分析している。
同委員会は２００５年１２月に発足し、２００６年４月２５日から真実究明に向けた調査に着手。
申請のあった事件１万１１７５件をすべて処理し、昨年１２月３１日に活動を終了した。
聯合ニュース 2011/01/04 10:04 KST
URLﾘﾝｸ(japanese.yonhapnews.co.kr)
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